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東芝不正会計問題 田中前社長を任意聴取3月19日 9時47分
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東芝の不正会計問題で、歴代3人の元社長の刑事告発を念頭にした調査を進めている証券取引等監視委員会が田中久雄前社長を任意で事情聴取したことが分かりました。田中前社長は不正の認識を否定したとみられ、監視委員会は、ほかの2人の元社長からも任意で事情を聴いたうえで慎重に判断するとみられます。
東芝の不正会計問題で証券取引等監視委員会は過去の決算で利益がかさ上げされた複数の事業のうち、パソコン事業について、歴代3人の社長が不正を認識していた疑いがあるとして、刑事告発を念頭にした調査を進めています。
こうしたなか、19日までに田中久雄前社長を任意で事情聴取したことが関係者への取材で分かりました。田中前社長はパソコンの部品などを調達する部門の幹部を長く務め、東芝の第三者委員会の報告書によりますと、社長に就任する前からパソコン事業での利益の水増しを認識していたとされています。
関係者によりますと、監視委員会はこうした点について説明を求めたということで、田中前社長は不正の認識を否定したとみられます。
監視委員会は今後、西田厚聰元社長と佐々木則夫元社長からも任意で事情を聴く方針で、その結果も踏まえたうえで、3人を刑事告発するかどうか慎重に判断するとみられます。
こうしたなか、19日までに田中久雄前社長を任意で事情聴取したことが関係者への取材で分かりました。田中前社長はパソコンの部品などを調達する部門の幹部を長く務め、東芝の第三者委員会の報告書によりますと、社長に就任する前からパソコン事業での利益の水増しを認識していたとされています。
関係者によりますと、監視委員会はこうした点について説明を求めたということで、田中前社長は不正の認識を否定したとみられます。
監視委員会は今後、西田厚聰元社長と佐々木則夫元社長からも任意で事情を聴く方針で、その結果も踏まえたうえで、3人を刑事告発するかどうか慎重に判断するとみられます。