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志望校推薦基準に非行歴含まず

03月17日 21時13分

志望校推薦基準に非行歴含まず

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府中町の中学校で、中学3年生の男子生徒が非行歴があるという誤った資料に基づいて「志望校への推薦は出せない」と伝えられたあと自殺した問題で、この生徒が志望していた高校では非行歴の有無が推薦基準に含まれていなかったことが分かりました。
去年12月、府中町の府中緑ケ丘中学校の3年生の男子生徒が、万引きの非行歴があるという誤った情報が記載された資料に基づいて進路指導を受けたあと自殺しました。
男子生徒は中学校からの推薦を得て、県内の私立高校を受験しようとしていましたが、自殺した直前に教諭から「非行歴があるため志望校への推薦は出せない」と伝えられていたことがわかっています。
しかし、その後の取材で生徒が志望していた高校は、中学校からの推薦状に通知表の評定や欠席日数などの記入は求めているものの、非行歴の有無については推薦基準に含めていなかったことがわかりました。
中学校では各校の基準については確認はせず、一律に推薦の基準に非行歴を含めていたということです。
これについて府中緑ケ丘中学校の坂元弘校長は、17日の記者会見で「非行歴の有無で推薦を判断したことは間違いだったと反省している。今後は非行歴の有無で単純に判断することがないようにしたい」と述べました。

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