家ではインスタントコーヒーをたまに飲んだりするものの、職場では紅茶を飲むことが多く、外出しても紅茶のお店によく行く私。とはいえ周りの人を見ても以外と紅茶が飲まれていないとよく感じています。
何でそんなに紅茶って飲まれないのか、理由をいくつか考えてみました。
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敷居が高い
コーヒーやお茶(特に日本人の大好きな緑茶や麦茶)などに比べて、紅茶って「ハイソでオシャレな印象で敷居が高いわ」などと思われているのかなと感じました。確かに職場でも紅茶を飲んでたら「オシャレ」などとよくわからないことを言われることがありました。
私は紅茶を普通のお茶と同じ感覚で飲んでいますし、別段オシャレだったり敷居が高いものでもないと感じています。もしかしたら、みなさんはこういう海外メーカの紅茶缶のイメージが強かったりするんでしょうかね。確かにこれは敷居が高そうに感じます。*1
紅茶って別に茶葉である必要はないです。毎日飲むものであればティーバッグで十分。コーヒーだってインスタントコーヒーにお湯を入れて飲むじゃないですか。あれと同じ感覚です。 これだってティーバッグに100℃のお湯を注いで2分ほど待てば完成ですよ。敷居なんて全く高くないです。
もしかしたら、ティーバッグとか邪道だわなどと思っている方がいるかもしれませんが、紅茶大国イギリスはティーバッグで紅茶を飲んでるのが全体の96%です。おもてなしのシーンでもティーバッグを普通に使うそう。なので、何も気にせず紅茶を楽しめばいいと思いますよ。*2
紅茶に持つイメージ
紅茶に対するイメージってどのようなものか、少し調べてみたら案の定こんなものが見つかりましたので引用します。
コーヒーはボーッとしている意識を覚醒させたり、仕事や作業の合い間の休息を楽しんだりするために飲む印象が強いように思われます。すなわち、「リセット」や「スイッチ」という言葉が当てはまるような、比較的短い時間と相性がいいと言えます。
それに対して紅茶は、アフタヌーンティーという言葉もあるくらいで、よりゆったりした時間を過ごすイメージがあります。「コーヒーブレイク」に対して、「ティータイム」と言えば、両者の違いが明確になるかもしれません。
紅茶はアフタヌーンティーのイメージ、一方でコーヒーは一息入れるときのものと記事内では書かれていました。そういえば、どこぞのブランドのコーヒーに「ほっと一息」みたいなキャッチフレーズがありましたね。紅茶では見たことがないですが。
この記事の続きを見ていないので最終的な総評はできないのですが、この文章自体が根拠のないただの所感だろうというのが1ページ目だけを読んだ私の第一印象です。確かにイメージとしては紅茶は「ゆっくり飲むもの」という印象が大きいです。そのため客回転率が悪いことが想定されるため、紅茶チェーンが参入しないのではないかと考えています。個人経営の新規店ははちらほら見るのですけれども・・・・・・。
少し脱線してしまいましたが、あくまで紅茶はゆっくりするシーンでの飲み物のように意識付けされているようですが、普通にお茶代わりに飲むものとしての紅茶の顔も持ち合わせていますし、紅茶で一息というのも悪くないです。イメージなどあまり気にせずお茶を楽しめばいいと思います。
飲むタイミングがわからない
コーヒーの場合はちょっと一服するときに缶コーヒーを飲んだり、目覚めの一杯としてコーヒーを飲む方が多いです。朝目覚めたときにコーヒーを飲む方が多いという部分については以下の記事に書いてありましたので載せておきます。
一方紅茶の場合は先ほどの「アフタヌーンティー」というイメージや「敷居が高いなぁ」という印象などから、いつ飲めばよいのかがわからないということに陥っているのかなと感じています。
この点については「飲むタイミングなんていつでもいい」という一言に尽きます。自分が飲みたいタイミングで紅茶を淹れて飲むだけ。これだけの話です。
最近では「午後の紅茶 おいしい無糖」のCMが今までの紅茶のイメージを脱却するようなCMになっているように感じています。どのようなCMかと言うと、「午後の紅茶 おいしい無糖は、どんな食事にも合う紅茶ですよ」みたいな感じでしょうか。紅茶=ティータイムという概念を崩し、一般生活に定着するようなCMを作ったのは非常に嬉しく感じています。
市場にあまり見ない
飲料コーナーに行くとよく見かけるのが、緑茶とコーヒー。ペットボトル飲料では緑茶や麦茶が圧倒的なシェアを誇っています。また、自動販売機では1/3程度がコーヒーで埋まっていることがほとんど。缶コーヒーには色々な種類があるにも関わらず、紅茶はあって数種類程度。マーケットに出回っている紅茶の総量自体が少ないように感じています。ちなみに紅茶の2014年の輸入量はコーヒーの1/3以下でした。
もちろん午後の紅茶やリプトンなどをよく見かけはしますが、緑茶、コーヒーに比べるとラインナップは見劣りします。紅茶を定常的に飲む方が少ない(上、紅茶を飲む人はそもそもペットボトルで紅茶を飲む人があまり多くない)ため、飲料コーナーや自動販売機などの市場にも出辛いのかなと感じています。
みんなも紅茶を飲もうよ
色々と理由を考えていると段々悲しくなってきましたが、紅茶ってコーヒーやお茶などと同様に人々の生活に定着すると私は信じています。
小さい頃から緑茶などのお茶に触れている日本人には紅茶も口に合うと思いますし、フレーバーティーやハーブティーなど多種多様な楽しみ方ができるのは、コーヒーなどにはない特徴と言ってもよいです。*3
コーヒーや緑茶と同様に、手軽でおいしい紅茶を色々な人が飲むようになればいいなぁと切に願っています。これを見た方が「紅茶飲んでみようかな」などと思ってくれると嬉しいです。
今後ざっくりと適当でもできる紅茶の淹れ方みたいな記事を書いてもいいかもしれませんね。色々なところで出回った内容なので、出涸らし感がすごいですけれども。