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衆院選挙制度見直し 大島衆院議長 調整本格化へ
3月19日 6時43分

衆院選挙制度見直し 大島衆院議長 調整本格化へ
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衆議院の選挙制度の見直しを巡って、自民党が焦点となっていた「アダムズ方式」の扱いについて、平成32年以降の導入を容認する方針を決めたことを受けて、大島衆議院議長は今月中の各党の合意を目指し、週明けから調整を本格化させる見通しです。
衆議院の選挙制度の見直しを巡って、自民党の谷垣幹事長は18日、大島衆議院議長と会談し、有識者調査会の答申に盛り込まれた「アダムズ方式」と呼ばれる都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の扱いについて、次の大規模国勢調査が行われる平成32年以降の導入を容認する方針を決めたことを伝えました。
自民党の方針について、民主党の岡田代表は「『アダムズ方式』の導入を法案の中に書き込むことが大前提であり、それが確保されなければ、全く信用できない」と述べ、「アダムズ方式」の導入を法案に明記することが不可欠だという認識を示しました。
これに対し、自民党の幹部からは各党の理解を得るため、「アダムズ方式」の導入を法案に明記する一方で、党内の慎重論にも配慮して、法案の付則に見直し条項を盛り込むという案が出ています。
こうしたなかで、大島議長は「各党と個別に話し合い、接点が生まれてくるのか努力してみたい」と述べ、今月中の各党の合意を目指し、みずから調整に当たる考えを示していて、週明けから各党の意向も聞きながら、調整を本格化させる見通しです。

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