平山亜理
2016年3月18日22時40分
■ウォッチ 米大統領選2016
キューバ系移民2世のマルコ・ルビオ上院議員が、大統領選からの撤退を表明した。ルビオ氏についての反応は、カリブ海を挟んだ米マイアミとハバナで対照的だ。
マイアミはルビオ氏の地元。カストロ政権から亡命してきたマイアミのキューバ移民は「初のキューバ出身の米国大統領」の夢がついえてがっかりしているが、キューバ本国の人々は、胸をなで下ろしている。
「ルビオ大統領」が誕生すれば、改善してきた米国との関係が再び悪くなる、とキューバに住む人々は心配していた。対キューバの経済制裁を緩和するオバマ氏の政策を、ルビオ氏は真っ向から批判しているからだ。「ルビオが勝たないでほっとした」と、ハバナ市内の男性(58)は打ち明ける。
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朝日新聞国際報道部
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