6代目系4人逮捕で急変…山口組「3・20」渋谷で戦争突入か
「6代目山口組VS神戸山口組」の対立抗争が新たな局面を迎えた。先月の乱闘騒ぎで逮捕者が出たのだ。警視庁に摘発されたのは6代目系暴力団組長の金伸一容疑者(55)とその組員ら計4人。容疑は暴力行為等処罰法違反(集団暴行)だ。
事件は2月15日にさかのぼる。この日の夕刻、神戸側の組長ら約50人が歌舞伎町で定例会を開いた。そこに6代目側が30人以上で押しかけ、その際、金容疑者らが神戸系の男(35)に殴る蹴るの暴行を加えた。両派は全国で衝突を繰り返し、警察庁は7日に「対立抗争状態」と認定した。東京での睨み合いも日増しに激化している。
気になるのは神戸側の次の定例会だ。1月と2月はいずれも15日に開催された。そのため今月も15日開催が濃厚とみられていたのだが……。
「警察が金容疑者ら4人を15日の前日に逮捕したのは“騒ぎを起こしたら、ただじゃすまない”との脅しでしょう。神戸側としては警察の手前、15日を変更せざるを得なくなった。今の時点では、都内に人が少ない連休中の20日になるとの見方が濃厚です。場所は歌舞伎町だと騒ぎが大きくなり歌舞伎町の他の組織の反感を買うため、神戸側の最高幹部が取り仕切っている渋谷を選ぶのではないか。この幹部は2月末に埼玉の自宅に銃弾を撃ち込まれた。自分の縄張りで定例会を開くことで健在ぶりを見せつけようとするかもしれません」(捜査事情通)