オウチーノ総研が20歳-69歳の男女1115人を対象に実施した日本人意識に関する調査の結果によると、88.6%が「日本人であることに誇りを持っている」と答え、89.4%が「生まれ変わっても日本人になりたい」と回答した。
誇りを持っていると回答した割合を年代別で見ると、20歳代が80.2%、30歳代が82.9%、40歳代は91.9%と年代が上がるほど高くなり、60歳代に至っては95.6%に達する。生まれ変わっても日本人になりたいと回答した割合も年代が上がるほど上昇し、20歳代は83.8%、30歳代は86.5%で、60歳代は94.6%にのぼった。
生まれ変わっても日本人になりたいと考える理由として、「治安、安全性」(64.6%)を挙げる人が最も多く、「食」(43.4%)、「国民性」(36.4%)、「四季」(27.1%)と続いた。
「治安、安全性」に関して、具体的には「夜中、女性が1人で歩ける国はそうそうないから」「銃などが規制されていて安全だから」「テロや戦争が日常的に起こっていないから」といった声が寄せられた。
「食」については「和食は世界に誇れる食文化だと思うから」「あらゆる国の料理を食べることができ、自国の料理も美味しいから」などの意見が目立った。
生まれ変わっても日本人になりたくないと答えた人に理由を尋ねると「政治」(26.3%)、「国民性」(24.6%)、「経済」と「社会保障」(ともに20.3%)が挙げられた。
「政治」に関する自由回答では「政治家は信用できないから」「金持ち、官僚が優遇されているから」という声が多く、「国民性」に関しては「遠慮がちで意見が言えないから」「一方的に偏り、特異性を認めないから」などの意見が聞かれた。
■関連情報
・オウチーノ総研のWebサイト corporate.o-uccino.jp/research-o/
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント