25日に試験運転
東京大宇宙線研究所は18日、宇宙から届く「重力波」を観測するため、岐阜県飛騨市の地下に建設した重力波望遠鏡「かぐら」の試験運転を25日に開始する予定を明らかにした。
プロジェクトを率いるノーベル賞受賞者の梶田隆章同研究所長が自民党の会合で講演。当初は15日に運転を始める計画だったが、前日になって装置にトラブルが発生し、調整に時間がかかったという。
重力波は、米国の望遠鏡で観測していた研究チームが2月に初検出を発表した。かぐらは、試験運転後に装置を改良して感度を上げ、2017年度の本格稼働を目指す。(共同)