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「一緒にやっていけない」 大統領府内で金武星氏への不満噴出

「一緒にやっていけない」 大統領府内で金武星氏への不満噴出

Updated March. 18, 2016 07:27

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大統領府は、与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表の「公認議決の拒否」で派閥間対立が深刻化すると、不満と懸念を強めている。表向きには金代表と李漢久(イ・ハング)公認管理委員長との対立のように映るが、金代表の行動は実は大統領府を狙っていると大統領府は受け止めている。

大統領府の関係者は17日、「金代表は25日間も『沈黙デモ』を行ったのに、今や露骨に大統領府と親朴系(朴槿恵大統領系)との対立まで助長している」と言い、「党を代表する政治家として取るべき行動ではない」と批判した。

別の関係者は、「公認から落ちた人たちが離党のための名分作りをしているのを、党代表が支援しているありさまだ」とし、「大統領府と金代表とはこれ以上一緒にやっていけないところまで来ているのではないか」と話した。「この状態が続くことになれば、4・13総選挙で敗北し、(朴大統領の)早期レームダックを招きかねない」と懸念を示した。

これには、金代表が朴大統領の任期後半の国政運営を支援するよりは、大統領の座を念頭に置いて、現職議員らを守ることに力を入れているのではないか、という以前からの不信感が背景にある。

ただ、大統領府は、金代表が長期間党務を拒否するなどの極端な行動に出ることはないだろうとみている。大統領府の関係者は、「金代表は、公認脱落者の不満も無視できない立場にあるのため、言動が激しくなったような気がする」とした上で「まもなく党務に復帰するだろう」と楽観した。