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IoT体験スペースが仙台にオープン!

IoT(Internet of Things/物のインターネット)という言葉が各種メディアで取り上げられるようになった昨今。さまざまな物に通信モジュールが組み込まれ、スマートフォン(スマホ)やタブレットと連係して便利に利用できるということは知っていても、その使い道やどんな製品があるのかはあまり知られていないのではないでしょうか。

ソフトバンクでは、そうしたIoT製品の体験スペースとカフェスペースを併設した「TECH CAFE」を昨年12月より東京の「ワイモバイル六本木 Internet Park」や大阪の「ワイモバイル心斎橋筋」内にオープンさせ、好評を博しています。

そして今年に入り2月28日に体験スペースのみの「TECH SPOT」を「ワイモバイル南池袋」内にオープンさせ、3月4日には六本木の「TECH CAFE」を「TECH LAB」へリニューアルし、ハッカソンなどで開発されたまだ商品化されていない製品も展示しています。

さらに全国展開を図るべく、本日3月18日、宮城県仙台市の「ワイモバイル仙台駅前」内に体験スペースのみの「TECH SPOT」がオープンしました。今回、仙台初出店となった「TECH SPOT」を訪れてみると、ヘルスケア製品やホームセキュリティー製品など定番のIoT製品に加え、おもちゃやカメラなどエンターテイメント性の高い楽しい製品がたくさん展示されていました。

TS02店の前にはJR仙台駅がある最高の立地


TS03ふてニャンが目印のワイモバイル仙台駅前

JR仙台駅から仙台駅西口のペデストリアンデッキに出ると、駅前のHUMOS 5ビル2階にワイモバイル仙台駅前があります。以前のウィルコム時代は3階にあったショップでしたが、ペデストリアンデッキから直接入れる2階へ引っ越し、昨年末まではスマホグッズの販売とau・ソフトバンクの携帯電話カウンターを備えた「スマホの窓口」と併設した店舗でした。

昨年末「スマホの窓口」閉鎖に伴い、すべてのスペースがワイモバイルショップになりました。「人通りも多くてすごく良い場所にあります。普通の携帯電話ショップのように携帯電話に用のある人だけではなくて、こういった物に興味を持ってもらう場としては良いですね」とソフトバンク プロダクト企画本部商品企画統括部スマートデバイス企画部部長の石川俊司氏が語る通り、立地としては最高です。

石川氏は「IoTという言葉だけが泳いでいますが、実際使ってみないと分からない物が多いので、触って使ってみて体験して楽しめるスペースを作りました」とTECH CAFE、TECH SPOT設立の意図を説明しました。

TS04歩数や睡眠、消費カロリーなど記録できるリストバンドUP2 Rope、UP3


TS05アナログ時計と歩数などの記録機能を組み合わせたActivite Pop


TS06各種スマートウォッチも展示

「付けているだけで健康管理できる活動量計などは売れ筋です。スマホでヘルスケアをするというのは少しずつ一般ユーザーにも浸透してきています」とソフトバンク プロダクト企画本部商品企画統括部スマートデバイス企画2課の大家良氏が語る通り、売れ筋はやはりヘルスケア分野のウェアラブルデバイス。歩数や睡眠時間、消費カロリーなどをリストバンドや腕時計型のデバイスで測定し、スマホやタブレットで見ることができる製品が人気のようです。

スマートウォッチは充電を頻繁にしなければならないのが悩みの種ですが、腕時計型でもアナログ時計と活動量計を組み合わせて、リチウムイオン電池で8ヶ月使えるActivite Popのような製品もあります。

TS07スターウォーズのキャラクターをスマホで操作できるBB-8


TS08IoT技術を使ったおもちゃも多数展示


TS09中に通信モジュールがあり、転がしたり投げたりすると音を鳴らせるphonotonic


TS10動きに合わせて効果音を鳴らせるリストバンドMoff BandS

目をひくのはやはりエンターテイメント性の高い製品。スターウォーズのキャラクターをスマホのリモコンアプリで操作して動かせる物や動きに応じてさまざまな音を鳴らせる通信モジュール付きのボール、リストバンドなどIoTの技術を使って楽しく遊べるおもちゃを実際に体験できます。

「量販店ではこうした物を動かす場所がなかなかありません。ここは実際に動かして楽しめる体験スポットになっています」と大家氏が説明する通り、実際に触って体験できる場所はなかなかありません。特にスターウォーズのBB8は「扱うとインパクトがあって、心斎橋のTECH CAFEでは結構売れ筋になっていますね」と大家氏が語る通り、派手で楽しい物が好まれる大阪では人気のようです。

TS11スマホで操作できるアクションカメラRE Diplo


TS12点数計算やスコアの記録もスマホで行えるダーツ


TS13胸部にスマホを入れて動かすロボット

その他、カメラやダーツ、ロボットなどさまざまな通信モジュール付きの製品が展示されています。展示されている製品を実際に購入することも可能です。

TS14顔認識機能付きの防犯カメラや外に置いて天候を観測できる機械


TS15光センサー、ボタン、LEDなどを組み合わせてIoT製品づくりを学べるキットMESH

その他、家の外に置く防犯カメラや天候観測の機械など、生活を便利にする実用性の高い製品や、光センサー、ボタン、LEDなどさまざまな部品モジュールを、「光の強さが弱くなると、LEDが点灯する」などスマホ上でさまざまな組み合わせの設定を作って動作させることのでき、IoT技術を作ったものづくりの基礎が学べるキット「MESH」も展示されていました。

「IoTはジャンルが非常に広くて、もっと広がって商品が増えていくと思いますし、淘汰もされてくると思います。今扱っている分野の中でどこかが急速に伸びていく可能性があります。その辺は網を張って、お客様の反応も見ながら、商品をどんどん入れ替えていきます。スマホはだいぶ普及してきましたので、それ以外の用途の開拓をこうした場を使ってやってきたいと思います。

海外ではキャリアがこうした商品を展示する場があり、先を行っているのでそれを参考にしています。もう少ししたら当たり前のように何かが流行ってくると思いますので、その前にお客様との接点を作っておきたいですね」と今後の展望を語る石川氏。IoT製品の本格普及に先がけていち早く販売チャネルを築く意図があるようです。

「アンケートを取ってみると携帯電話・スマホに用の無い方や、他キャリアユーザーの方もいらっしゃっていました」と語る大家氏。実用性の高い物から、遊び要素の高い物まで、ほとんどのIoT製品は実際に使ってみて、気に入ったら購入することができますので、ぜひ気軽にフラッと立ち寄ってIoTを楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事執筆:こば


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