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嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

嫁との会話が続かないので、アメーバピグでネカマになった件

嫁に好かれる六原則

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ワタクシはかなり前からアメーバピグをしている。夜な夜なサイバーなスペースで分身のネカマピグとなり、30代OL婚活女子としておしゃべりルームに出没する。

 

そして、どこの誰とも知らないオッサンに「スカイプで話そうよ!」なんて誘われて、男の哀しい行動を純粋な行動心理学的興味から研究しつつ、気の合う友達とチャットでおしゃべりをしている。


一方、リアルの世界ではおしゃべり好きの嫁が、今さっきテレビで観た芸能人の話なんかをなぜか自慢げに話し始める。ワタクシの人生に一切の影響を与えないであろうムダ話であるので、まったく興味がない。

 

しかし、嫁はお構いなしに聞いたこともない服のブランドの話や、ママ友が旅行に行った話など、これでもかと頼んでもいないのに教えてくれる。

 

当初は聞き流していたのだが、そうしている内にだんだんと会話が少なくなってしまい、嫁の機嫌が悪化し、会話は文句に変わってしまった。


家族で夕飯を囲むときも、会話よりもテレビのクイズ番組を観ながら笑っているという、つまらない家庭となってしまい、ワタクシの話し相手は、ネコのみという状況となってしまった。

 

ワタクシは食事中くらいはテレビを消して、今日の出来事なんかを話しながらご飯を食べたい派なのだが、どうしたもんか?

 

ワタクシは、ネコを膝に抱きながらD・カーネギー先生の名著「人を動かす」を手に取った。

 

嫁に好かれる六原則④

 

聞き手にまわる

話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。

 

相手が喜んで答えられるような質問をすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。

 

「人を動かす」128ページより引用

なるほど。話を聞いてあげなきゃイケナイのか。

 

ワタクシも基本的に自分の話を聞いてほしいのだが、D・カーネギー先生の教えを得意になって話しても、嫁は基本的に「あっそ」とムシをする。

 

やっていることは嫁と一緒だったのだ。 

 

ワタクシは先生の教えに従って嫁の話をちゃんと聞くようにした。服のブランドや芸能人に興味はないのであるが、せめても興味が持てそうなポイントに絞って、質問を返すようにした。

 

服のブランドであれば、「いくらくらいするの?」とか、芸能人であれば「何のドラマに出ている人?」など、質問してあげると、とめどなく話を続けてくれる。

 

話はあまり聞いていないのであるが、嫁が話し続けられるように、質問を返すことだけ忘れなければ、勝手に話し続けて満足してくれることが判明した。そして、機嫌が悪化して文句を言われることも少なくなっていった。


それはそれでよかったのだが、今度はワタクシの話を聞いてくれる人がいないという問題にブチ当たった。

 

娘に話を聞いてもらおうと思っても、何の脈絡もなくお買い物ごっこのお客さん役として抜擢され、娘の話をひたすら聞かなければ怒られる。

 

結局、自分の話を聞いてもらうためには、次の原則を使わなければならないので、詳しくは次回、説明することにする。

 

しょうがないので今回は、アメーバピグでヒマなピグ友とチャットでしゃべろうかと思うが、よく考えればピグでしていることは案外、先生の教えの理にかなっている行為でもある気がする。


ワタクシは、多感な中学生の女の子なんかがどのような悩みを抱えて、学校でいじめられたりしているかにも心理学的興味があるので、話を必死に聞いてあげる。

 

女の子は、やさしく自分の話を聞いてくれる(ネカマの)おねーさんに心を救われて、アドバイスとして、ワタクシは大好きなD・カーネギー先生の教えを話してあげることができる。

 

ワタクシは何人もの少女を、自ら命を絶ってしまうかもしれない危機から救ってきたのではなかろうか?

 

そんな適当なことを考えながら、ピグもいい加減にしておかなければ、そろそろ嫁や娘にバレるキケンがあるので、アメーバ村を後にして、はてな村に移住してきたのであった。

 

ただ、はてな村には純粋な少女はおらず、あまり積極的に関わってはイケナイ攻撃的な種族の人達ばかりなので、未だにうまくコミュニケーションを取れずにいる今日この頃である。