阿久津篤史
2016年3月18日22時25分
日本スポーツ振興センター(JSC)は18日、外部有識者に組織統制のあり方などについて点検、助言を受ける「運営点検会議」(委員長=柏木昇・東大名誉教授)を設置し、第1回会議を開いた。白紙撤回に至った新国立競技場の旧建設計画をうまく進められず、昨年9月、独立行政法人に対する評価制度が始まって以来、初の最低ランクを下された法人となったことを受けた取り組み。会議での委員側の意識の高さに、JSC側も「しゃんしゃん会議ではない」と気を引き締めていた。
柏木委員長は、新国立競技場問題を検証した第三者委員会でも委員長を務めた。JSCによると、文部科学省への報告時期に合わせて四半期ごとの会議開催を提案したJSCに対し、委員からは「文科省に合わせる必要はないのではないか」「もっと独自の視点で課題を抽出すべきだ」などとの指摘が出るなどしたという。会議の開催回数も含めて改めて検討することになった。(阿久津篤史)
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