愛媛たいき農業協同組合(JA愛媛たいき、愛媛県大洲市)はセブン―イレブン・ジャパンと連携し、コンビニ事業に参入する。買い物弱者対策のため、出店するコンビニ店をベースにセブンから車を借り、5月から移動販売も手がける。売り上げが低迷していたスーパーから事業形態を変え、収益を出せる体制をつくる。
昨年11月に閉店したAコープの店舗を改修し、「セブンイレブンJA五十崎支所前店」(愛媛県内子町)として24日に開業する。JAとセブンのフランチャイズチェーン(FC)契約は県内では初めてという。店舗ではセブンイレブンの商品だけでなく、JA愛媛たいきのスーパーが扱っていた野菜や果物などの生鮮品もそろえ、品数を充実させる。
移動販売は内子町を中心に、5ルートを検討している。移動販売はスーパーなどでは広がりつつあるが、コンビニを拠点にするのは四国では珍しい。