チョコとポテチとコーラは私にとってお菓子の三種の神器なのですが、ラーメンと唐揚げが私にとってグルメ三種の神器なのです。
残り一つはその日によってカツ丼だったり焼肉だったりハンバーガーだったりします。
それで大抵夜になると、胃袋がラーメンを食べたいモードになるんですよね。
サイバーフォーミュラ風に言うと「エアロモードチェンジ!」みたいな感じでラーメンモードにチェンジしてしまうんです。
それでアスラーダが「私を信じてアクセルを踏み続けろ」みたいなことを言うからホイホイとラーメン屋に行っちゃうわけです。
つまり私が深夜ラーメン屋に行くのはアスラーダのせいなわけです。
私はかた麺派です
店に入ったら、ラーメンだけにして替え玉を2個頼むコースに入るか、ラーメンと唐揚げのコースに入るか、ラーメンとチャーハンのコースに入るかを選びます。
唐揚げ信者の私としてはラーメンと唐揚げのコースに入ることが多いですが、どのコースも魅力的なため、自分の心の奥底を覗き込み、自分が本当に求めているものを見極めます。
瞑想です。
己との対話です。
それが終わったら店員さんを呼んで注文します。
ちなみに麺の硬さは大抵かた麺にしてもらいます。
頼んだものが出てきたらすぐさま食べ始め、残りの麺が半分を切ったあたりで替え玉を注文します。
なお、替え玉はどのコースの場合でも確実に一回は頼みます。
行きは良い良い帰りは怖い
いずれのコースに入った場合も最終的に麺と具を全て食べつくし、スープまで飲むことになるのですが、食べ終わった頃はもう後悔しているんですよね。
またラーメン屋に来てしまった……と。
己の意思の弱さに絶望してしまいます。
憂鬱な気持ちのままラーメン屋を後にし、帰り道でコンビニに寄ってアイスを買うのです。
ラーメンを食べたことを後悔しながら。
そして家でアイスを平らげた後にチョコとポテチとコーラを飲み食いしつつネットサーフィンします。
ラーメンを食べたことを後悔しながら。
そして太陽が昇って暖かくなってきた頃に布団を敷いて寝るわけです。
ラーメンを食べたことを後悔しながら。
やがて目が覚めたらラーメンを食べて後悔したことは全て忘れています。
5分で着くのが何よりのステータス
私の家から徒歩5分のところにあるラーメン屋は、上で述べている一軒しかありません。
ただ、味は凄く美味しいというほどのものではなくて、9段階評価で言うと★★★★★☆☆☆☆くらいなんですよね。悪くはないんですが、人に薦めたいと思うほどは美味くないんですよ。
一応もっと足を伸ばせばラーメン屋の数は一気に増えます。
上で述べているラーメン屋より美味しいと思うラーメン屋がいくつもあります。
しかし、残念ながら徒歩5分で行けるのはそこだけなんです。
そしてその5分でたどり着けることが大きいのです。
徒歩5分で行けるということが味が普通であることをはるかに凌駕しているのです。
そろそろ『駅まで5分!』より『○○ラーメンまで5分!』という情報で住居を選ぶ時期に来ているのではないでしょうか。