「ワン・デイ 23年のラブストーリー」を見ました。
調べてみると、男女の間に肉体関係を伴わないような友情は成り立つのか?というテーマらしいです。
でも23年間のベタベタな恋物語でしたけどね!!
「ワン・デイ 23年のラブストーリー」とは。
23年間にわたって、アン・ハサウェイ演じる「エマ」と、ジム・スタージェス演じる「デクスター」の恋物語が語られます。
それが、毎年の同じ日、7月15日だけを描かれていきます。だからタイトルが「ワン・デイ 23年のラブストーリー」。
物語の始まりは、1988年7月15日。大学の卒業式でエマとデクスターは出会います。ワンチャン的なことをしようと及びますが、色々な事情で断念。(笑)
ふたりは親友になることを決めます。
引っ越し、夢の為の努力、各々の恋愛、デクスターの結婚などなど・・・。様々な人生の節目を、二人は親友として歩んでいきます。
まあ、そんな色々な節目が同じ日におこるっていうのは物語感がでてしまうし、中盤はちょっとダレてました。2人の夢が一般的ではないだけに、苦悩をえがく時間が必要だったんだろうなーなんて思って見ていました。
ちょっと印象深かった言葉を。
「愛しているわ でも私は’誰か’じゃ嫌なの」
エマは小説家の夢を追いかけ、デクスターはタレントとしての道を歩んでいました。
エマはエマで自分の才能に悩んだり、デクスターはデクスターで求められるキャラクターとのギャップや、いつか忘れられるんじゃないかという不安と戦っていました。
そんな時、デクスターが人生に行き詰まり、誹謗中傷に傷ついて、エマに会いに行きます。それまで、何度もふざけてエマを口説いていたデクスター。本気で「誰かにいてほしい」とエマに迫ります。
エマは涙を浮かべて「愛しているわ でも私は’誰か’じゃ嫌なの」と返し、ハグをすると、恋人の待つ家に帰ります。対して好きじゃない恋人の。(笑)
そうだよねえ、誰だって好きな人の特別になりたいよねええええ。そりゃあ好きな人の力にはなりたいし、そういう好きの表現の仕方もあると思う。
でも、エマはデクスターを愛しているのと同じくらい、大事にされたいって自分の気持ちに素直だったんですよね。付き合いたかったわけじゃない、愛し愛される関係になりたかった。
これって結構、曖昧模糊としがちな点だと思う。ただ付き合いたいのか、それとも何か具体的な関係になりたいのか・・・。
友達以上恋人未満の2人が恋人関係になる過程、という映画のテーマとして、ポイントを明確に表現しているな~なんて思いました。
友達以上・恋人未満の関係から脱却するには?
友達以上・恋人未満の関係から脱却したい場合、付き合うことで起きる明確なメリットを提示することが必要ですよね。
例えば、友達には見せない顔を見ることができたり、特別になれたり、愛情表現をしてもたえたりとか。優先的に会える権利だったり、○○は俺の彼女なんだぜ~って言える満足感、独占欲とかも、わたしは人を動かす原動力としてアリだと思う。
体の関係がある状態から恋人に昇格するのは難しい・・・なんて一般的に言われますよね。それは、付き合うことで起きる明確なメリットを、恋人以前の状態に許してしまった、って意味なんだと思う。
友達以上・恋人未満の関係からの脱却方法
エマを見ていても感じるけれど、結局のところ人って『好きな人の特別』になりたい。
稀に、努力することでエクスタシーを感じるタイプもいるけれど(笑)、ありのままの自分を特別扱いしてもらえることほど幸せなことってないですよね。
何か色々頑張ってる自分を、理解してくれて受け止めてくれて愛してくれる人。
女性はそんな王子様がいつか迎えに来てくれると思っているし、男性はそんな自分だけのアイドルがいつか現れると思っているんじゃないでしょうか?
だから、友達以上・恋人未満の関係を打破するには、『ひたすらに特別だと伝え続け、癒し続けること』が、とにかく重要だと思います。決して、相手の仕事やプライベートを邪魔したりしてはいけません。ウザいと思われたり、デクスターのように誰でもいいんだと思われたらダメです。むしろサポートすることにこそ、勝機があります。
サポートとは、都合のいい人になるわけではありません。デクスターにとってのエマのように、ダメだと思ったら注意したり、時には気づかせたりしてもいい。そのサポートは感謝に繋がって、あなたの好感度をあげることにつながります。
この人といると自分はなんだかうまくいく。この人といる自分が好き!そう思うパートナーのことを、恋人にしたいと思うのではないでしょうか?
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「ワン・デイ 23年のラブストーリー」、面白かったです。
「ワン・デイ 23年のラブストーリー」、面白かったです。なかなか考えさせられました・・・。
でも、個人的にはあの結末は好きじゃありません!もういいじゃん!!もう、皆幸せでいいじゃん?!って思っちゃうタイプなので。(笑)
でも、7月15日にあの出来事があったとしても、その他の364日、きっとふたりは幸せだったんだと思う。だからハッピーエンドなんだとは思う。
(365日幸せが良いじゃん、と、思ってしまう貪欲さはしまい込みたいと思います!笑)