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空気圧バルブに高関税 韓国に2国間協議申し入れ3月15日 22時23分
日本政府は、韓国が日本製の空気圧バルブに対し高い関税をかけていることはWTO=世界貿易機関のルールに違反するとして、韓国側に是正を求める2国間の協議を申し入れました。
空気圧バルブは、半導体や自動車などの工場の組み立てラインに使われる生産設備の部品で、韓国は、外国製の輸入品に対し8%の関税をかけていますが、日本製に限って去年8月から税率をおよそ12%から23%上乗せしています。
これについて日本政府は、恣意的(しいてき)に日本メーカーに高い関税をかけるものでWTOのルールに違反するとして、韓国側に協定に基づく2国間の協議を申し入れたと発表しました。
経済産業省によりますと、日本から韓国への空気圧バルブの輸出額は、おととしはおよそ148億円で、韓国国内のシェアのおよそ7割を占めていて、韓国の措置によって日本企業には5年間でおよそ37億円の損失が見込まれるということです。
このため政府は2国間協議で韓国側に早期に是正するよう要請することにしていて今後、60日以内に協議がまとまらなかった場合、WTOの貿易上の紛争処理を扱う小委員会に提訴する方針です。
これについて日本政府は、恣意的(しいてき)に日本メーカーに高い関税をかけるものでWTOのルールに違反するとして、韓国側に協定に基づく2国間の協議を申し入れたと発表しました。
経済産業省によりますと、日本から韓国への空気圧バルブの輸出額は、おととしはおよそ148億円で、韓国国内のシェアのおよそ7割を占めていて、韓国の措置によって日本企業には5年間でおよそ37億円の損失が見込まれるということです。
このため政府は2国間協議で韓国側に早期に是正するよう要請することにしていて今後、60日以内に協議がまとまらなかった場合、WTOの貿易上の紛争処理を扱う小委員会に提訴する方針です。