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シリア反政府勢力「ロシアが介入やめることない」
3月15日 20時35分

シリア反政府勢力「ロシアが介入やめることない」
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シリアの内戦終結を目指して、スイスで再開された和平協議に参加している反政府勢力側は、アサド政権を支援して空爆を続けてきたロシア軍の主要な航空部隊が撤退を始めたことを歓迎しながらも、「ロシアがシリアへの介入をやめることはない」とする慎重な見方を崩していません。
シリアを巡る和平協議は、スイスのジュネーブで14日から再開され、仲介役を務める国連のデミストラ特使が、アサド政権側の代表のジャファリ国連大使に続いて、15日には反政府勢力側と会談する予定です。
こうしたなか、アサド政権を支援して去年9月から空爆を続けてきたロシア軍の主要な航空部隊が、プーチン大統領の命令を受けて撤退を開始したことについて、和平協議に参加している反政府勢力の主要なグループのメンバーは、NHKの取材に対し、「撤退は和平協議に前向きな影響を与えるだろう」と述べ、歓迎する姿勢を示しました。その一方で、「アサド政権が続くかぎり、ロシアはシリアへの介入をやめないだろう」とも述べて、慎重な見方を崩していません。
アサド大統領の処遇を巡っては、政権側と反政府勢力側で主張の隔たりが大きく、話し合いは難航することが予想されていて、ロシアの今回の動きが和平協議の進展につながるのかどうかは予断を許しません。

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