大学院中退関係のブログ記事とツイートのせいで、どうもみなさんを物悲しい気分にさせてしまったようで、励ましのリプライやコメントをたくさん頂く。とてもありがたい話だ。ただ、私はみなさんの心労になることを望んでいないし、「ああ、こういうパターンに陥る人もいるのか」と一定の距離をおいて読んでいただきたい。というか、かえってこちらも申し訳ないような気になるので、むしろ笑い話にでも――――いやさすがにあの内容で笑い話は無理か。まあ、気楽に生活してもらいたいのです。激励のお言葉には非常に感謝しております。すべてに返事をするのが難しい状況ですが。

 正直なところ、私は本当に貧困に陥っている人たちからするとかなり恵まれている。無理にこう言っているのではなく、客観的にそうである。たとえば私は肉体的には健康そのものだ。ウエイトトレーニングを含む運動習慣を長期にわたって取り入れたおかげで、もともと35kgだった握力はいまや61kgに達しているし、ベンチプレスでは100kgが挙がるようになった。ちょっと詳しい人に向けていうと、腰・尻は浮かさず、ベンチシャツなしで、バストトップまで下げて完全に挙げきることが出来る最大重量が100kgである。また持久力の面においても、クロスバイクで片道20kmかけて山に行き、標高942mを登りきって戻ってきたこともある。ランニングマシーンで3~5kmほど走るのはほぼ毎日やっている。

 そして頼りになる実家もある。はっきり言って私の両親はものすごく良い人だ。私がこうしてレールから外れ、学費を半ば無駄にしたというのに、責めることなく励まし、助けることを約束してくれた。衣食住に困ることは最悪のケースを想定しても「ない」のである。資金面においても、奨学金を少しためておいたため、80万円ほどはある。実家に家賃(要らないと言われたが無理やりねじ込んだ)を収め、奨学金返済1月あたり1万円を考慮にいれても、1年以上にわたって求職活動を継続することが充分に可能だ。

 精神疾患のほうは相変わらず治ってはいないので、このあたりはつらいところだし、就職が出来たとしても適応できるかの不安もあるが、それくらいだ。そりゃ喜び踊るような状況ではないけれども、まったく絶望的で悲惨とまでは言いがたい。中退はもう決めたし、頭の切り替えは済んでいる。それより、みなさんの人生に多くの幸福があることを祈ります。あまり辛気臭いのは好きじゃなくってよ!