ゲス川谷さんとベッキーさんにはじまり、桂文枝さん、そして石井竜也さん。2016年に入ってから、“不倫”騒動が続いていますよね。
現在の日本社会は、恋愛の排他性規範が強く存在するため、法律的にも道義的にも、恋人や結婚相手といった特定のパートナー以外と関係をもつことを、よしとされていません。
もちろん、世のなかには「好きになったら仕方がない」という意見もあるでしょう。ですが、仕方がないという言葉には、「悪いことだとは知っているけども……」という前置きがあるわけです。
どうしてひとは、悪いことだと知っていても、不倫をやめることができないのでしょうか。
今回は、その理由について考えてみたいと思います。
■不倫の関係
一口に不倫といっても、そこにはいろいろな関係性が存在します。
不倫関係は、大きく分けて2つのパターンになります。
1つは、自分に恋人がいることや結婚していることを隠している場合。これは、完全に騙す・騙されたという関係で、相手に恋人がいることや結婚をしていることを知らなければ、独身だと思っているわけですから、騙されたほうに罪はないでしょう。
もう一方は、相手に恋人がいることや結婚していることを知っていながら、関係をもつ場合。
この場合には、さらに2つに別れていきます。
1つは、相手が今のパートナーと上手くいっていないから別れる予定だと告げている場合。よく不倫ドラマなんかで見かける、シチュエーションです。ゲス川谷さんとベッキーさんは、このケース。
もう1つは、相手に今のパートナーと別れる気がない場合。これも、会社の上司と部下といったシチュエーションで、ドラマでよく見かけますよね。これは、桂文枝さんのケースです。
■不倫を続ける心理状態
では、実際に不倫をしている最中の心理状態を考えてみましょう。
ここには、選択的接触という心理効果が影響しています。
選択的接触とは、都合のいい情報だけをみて、都合の悪い情報を無視すること。
「今のパートナーとは上手くいっていない」「本当に愛しているのは君だけなんだ」という、甘い言葉だけを受け止めてしまい、いつかは一緒になれるんだと淡い期待を抱いてしまいます。
不倫はダメだ、不倫することでこんなデメリットがある、という周囲からの助言は、一切耳に入らなくなるわけです。
そして、自分に都合のいい情報を、自分に都合のいいように解釈してしまうんです。
当事者になると、不倫はダメだという言葉よりも、好きになったら仕方がないという言葉しか、聞こえなくなってしまうんですね。
あなたも知らず知らずのうちに、制止の声が聞こえなくなって、不倫の恋に溺れてしまう……なんてことにならないよう、お気をつけて。
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