転職活動を進めるにあたって、「グッドポイント診断」を受検してみようかなと考えていませんか?
グッドポイント診断はリクナビNextのコンテンツですが、ただ単に「結果が正確で当たる!」だけでなく「自己分析や職務経歴書を書く際にも使える」と無料とは思えないほどの万能サービスなのです。
このページでは、転職コンサルタントとして数多くの自己分析をアドバイスしてきた知見と経験と、人材採用に関する性格テストに詳しい方々へのヒアリングをもとに、「グッドポイント診断」を120%活用する方法をご紹介します。
このページを読めば、「グッドポイント診断を活用した転職活動のコツとノウハウ」がわかり、あなたの転職成功が一歩近づくでしょう。
1. グッドポイント診断とは?
1-1. グッドポイント診断とは
日本国内最大の人材会社「リクルート」が開発した「自身の強みを明らかにする」自己分析ツール
グッドポイント診断とは、リクルート社の中途採用サービス「リクナビNext」内にある会員限定の自己分析ツールです。選択形式の質問に答えていくと、自分では気づかない特徴や言語化できない強みを見つけてくれます。
自己分析・職務経歴書といった転職活動を進める中で、「自分の強みや自己PRってなんだろう?」と悩む人も多いのではないでしょうか?グッドポイント診断は、深層心理に潜む「あなたらしい強み」を発見することができるツールであり、リクナビNextに登録すると誰でも無料で受検することが可能です。
1-2. どんな内容を測定しているのか
グッドポイント診断は、18種類ある性格特徴から「あなたの5つの強み」を教えてくれます。
設問数は3部構成で293問、制限時間は40分(通常受検だと20分程度)と、無料サービスとは思えない本格的な性格診断です。リクルート社はSPIという就職テストを開発した企業であり、そのノウハウが盛り込まれているようです。
1-3. 他のサービスとの違い
自身の強みを明らかにする自己分析ツールとして有名なものに、「ストレングスファインダー」があります。ストレングスファインダーは「Gallup社」が開発した自己分析ツールで、日本では「さあ、才能(自分)に目覚めよう」という書籍が有名です。2001年に発売されて以来ベストセラーになり、一般的な自己分析手法として認知されるようになりました。
34種類の資質から、あなたに最も強く表れる5つの資質をピックアップする事ができ、グッドポイント診断より細かい結果が出てくるのですが、「書籍を買う必要がある=有料」である点がデメリットです。グッドポイント診断は「無料で受検できるストレングスファインダー」と言えるでしょう。
2. グッドポイント診断を活用して自己分析を進める4ステップ
転職活動の根幹を成す「自己分析」でグッドポイント診断を活用するための下記の4ステップをご紹介します。
- リクナビNextに登録して受検する
- 5つある強みのうち、上位2つに注目する
- 2つの強みが発揮された仕事を考える
- 2つの特徴があなたの強みになった過去を振り返る
2-1. リクナビNextに登録して受検する
まずは、リクナビNextに登録してグッドポイント診断を受検しましょう。
グッドポイント診断は大変良質な無料サービスですが、「受検方法が分かりにくいのが唯一のデメリット」と口コミがあるように、マイページ内にこっそりと受検ボタンがあります。詳しい受検方法については3章でお伝えします。
2-2. 5つある強みのうち、上位2つに注目する
・自己信頼
・自立
・決断力
・独創性
・挑戦心
上記は、筆者がグッドポイント診断を受検した際に出てきた結果です。グッドポイント診断の結果は、必ずどんな人でも5つ強みが表示されるのですが、必ず「5つ全てに注目するのでなく、上位2つのみに注目する」事を心がけてください。
というのも、確かに表示される5つの強みはあなたらしさを表しているのですが、転職活動では「他人と比べて特に優れているあなたの強み」をPRする必要があるからです。筆者だと4〜5つ目に表示される「独創性」「挑戦心」というキーワードは「確かに当たっているかも」と感じますが、最も自分らしい強みのキーワードではありません。
転職活動には「自分らしさをしっかり伝える事」と「他人より優れている事をPRする事」という2面が求められます。特に自分らしさを表す上位2つの強みに注目してください。
2-3. 2つの強みが発揮された仕事を考える
次に、上位2つの強みが発揮された自身のキャリアや仕事を考えましょう。「ベストジョブ」「ベストプラクティス」と言えるような、自身が最も輝いたキャリアや仕事を選ぶと良いと思います。
2つの強みと仕事をつなげて考える時に、必ず考えてもらいたいポイントは「周囲との関わり」です。仕事を進める際に「周囲とどうチームワークを築いたか」「チームの中であなたの強みをどのように発揮したか」について考えを深めていくと、自分の強みをチームの中で考える事ができ、より際立った強みとして認識する事ができるでしょう。
2-4. 2つの特徴があなたの強みになった過去を振り返る
最後に、2つの特徴があなたの強みになった背景について、過去を振り返ってみましょう。自己分析を行う際には、「強みが発揮された仕事を考える」事に留まらず「強みが生まれた過去を振り返る」事が大変重要です。
強みが生まれた過去を振り返る時に大事なポイントは、上記と同じく「周囲との関わり」です。特徴が強みになる際には、多かれ少なかれ周囲との関係が影響しています。「3つ子の魂100まで」と言うように、あなたの性格特徴は幼少期の先生や友人、特に家族との関わりが、プラスにもマイナスにも影響していると思います。
2つの強みについて「強みになった背景」「発揮された仕事」を繋げて考えられると、あなたらしいキャリアのストーリーを話せるようになりますよ。
3. グッドポイント診断を活用して職務経歴書を120%良くする2ステップ
3章では、転職活動でつまずきやすい「職務経歴書」でグッドポイント診断を活用する方法についてご説明します。
3-1. 職務経歴書の自己PRで伝える強みを1つに絞る
職務経歴書で自己PRするために、「強みになった背景」「発揮された仕事」を繋げて考えた2つの強みを1つに絞りましょう。職務経歴書で複数の強みをPRする応募者がいますが、率直申し上げて逆効果です。最も自信があり、あなたの過去や仕事と繋がる強みを一つだけPRしてくださいね。
上記図の通り、職務経歴書の自己PR欄はあなたの強みに沿って、仕事内容や結果・企業に貢献できる事をPRします。
3-2. グッドポイント診断の文言を使って、強みが魅力的に伝わるPRタイトルを考える
例:「挑戦心」→「常に高い目標に掲げ、達成し続ける挑戦心」
例:「独創性」→「常識に囚われずユニークな発想で成果を出す独創性」
例:「継続力」→「やると決めたらどんな時もやり通す継続力」
例:「柔軟性」→「困難な局面でも諦めずにトライし続ける柔軟性」
職務経歴書で自己PRを伝える際にも、グッドポイント診断結果を活用する事ができます。
あなたの強みをPRする際に、そのままの単語をPRするのでなく、PRタイトルに変換する事であなたの強みを採用担当者に強く印象付ける事ができるのですが、グッドポイント診断結果を使うとPRタイトルを簡単に書く事ができるのです。
例えば、「挑戦心」をPRしようと考えると、下記コメントをうまく活用して、「常に高い目標に掲げ、達成し続ける挑戦心」というPRタイトルを考える事ができるのです。
このテクニックは、簡単かつ採用担当者に伝わるPR文を書く事ができるので、ぜひトライしてみて下さい。
4. グッドポイント診断の受検方法
3章ではグッドポイント診断の受検方法についてお伝えします。2章でもお伝えした通り、グッドポイント診断は「受検方法が分かりにくいのが唯一のデメリット」と口コミがありますので、以下の手順をしっかり確認される事をおすすめします。
- リクナビNextに登録する
- マイページを開く
- グッドポイント診断を受検する
4-1. リクナビNextに登録する
上記サイトからリクナビNextに登録してください。
登録はもちろん無料ですし、初期登録で多くの個人情報を入れる必要なく1分程度で完了します。転職活動を本格的に進めていない人は、転職案内メールを受け取らない選択をする事も可能です。
4-2. マイページを開く
リクナビNextに登録したら、ログイン画面からマイページを開きましょう。
サイトの右上の「マイページ」ボタンから飛ぶ事ができます。
4-3. グッドポイント診断を受検する
マイページに入ったら、中央右に小さく「グッドポイント診断」の受検ページがあります。ここからグッドポイント診断を受検する事ができます。
受検が始まると、300問近い性格問題に連続で答える事になります。30分程度は席を立つ事ができないので、時間に余裕を持って受検するようにして下さい。
さいごに
グッドポイント診断を使った自己分析方法のノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
グッドポイント診断は「無料で受検できるストレングスファインダー」と言われているように、無料サービスとは思えない本格的な性格診断です。ポイントは、決して「当たってる!」と結果に一喜一憂するところで終わるのでなく、「その強みはあなたの仕事でどう活きているのか?」「なぜその特徴があなたの強みになったか?」と深く考える事。
これだけであなたの強みを自分の言葉で語れるようになり、転職成功の可能性をぐっと高める事ができます。ぜひ、トライしてみる事をおすすめします!
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。