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インフルエンザの流行収まらず 注意呼びかけ
3月18日 18時17分

インフルエンザの流行が3月に入っても収まらず、患者の数はこの時期としては、過去10年間で最も多い状態となっていて、国立感染症研究所が注意を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、今月13日までの1週間に全国5000の医療機関を受診したインフルエンザの患者は、1医療機関当たり28.2人で、前の週より減少したものの、この時期としては過去10年間で最も多い状態となっています。
1医療機関当たりの患者数を都道府県別にみますと、愛媛県が44.31人と最も多く、次いで愛知県が44.07人、宮崎県が41.9人、高知県が40.5人となっていて、すべての都道府県で流行の「警報レベル」を超える患者数の地域が出ています。
推計の患者の半数以上は14歳以下で、厚生労働省によりますと、休校や学級閉鎖などの措置を取った保育所や幼稚園、学校の数は合わせて4628と、去年の同じ時期の10倍近くに上っているということです。
3月に入っても流行が続いていることについて、国立感染症研究所の砂川富正室長は「流行開始が遅かったことに加え、A型とB型のウイルスの両方が流行していることが影響しているとみられる。1度かかっても再度、感染することがあり、引き続き注意が必要だ」と話しています。

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