清澄高校応援部
ふわふわな記憶
咲-Saki- 第156局 「両親」 感想
咲-Saki- 第156局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第155局 「証果」 感想 )

今回の扉絵も前回に引き続き阿知賀女子。前回は穏乃と憧ちゃんだったけど、今回は5人揃ってるね。ジャージ穏乃も良いけど、やっぱり制服を着ている時の穏乃はおんなのこらしさが格段に上がる。憧ちゃんに「計算できない子」と言われながらも準決勝の立ち回りはお見事の一言に尽きる内容だったし、活発な面が目立つ一方で礼儀正しい面もあるという二面性は穏乃の魅力だよね。あと、完全にポーズを決め込んで、ドヤってる玄さんは実に良いと思います。
???「ハルちゃんがいないのは何かの間違いだと思...。」

「試合は短い」と言われていたけど、やっぱり5位決定戦は半荘1回ずつで行われるんだね。仮に怜が出場できるとするなら、怜の体力や「枕神怜ちゃん」に使用制限があることを考えると、千里山にとってはありがたいルールかな。逆に、新道寺は半荘1回では準決勝の時ほどリザベーションで暴れることが出来なそうで少し辛いかもしれない。
準決勝までの闘いぶりと怜や爽がおそらく万全ではないことを考慮した上で各高校の戦力を総合的に考えると、個人的には姫松がやや優勢かなという印象はある。ただ、今回の5決はメタ的にもどこの高校が勝っても全くおかしくない状況だから、勝敗予想が立たないという点ではとても結果が楽しみな対局だ。
さてさて、部長が優希に明日の試合まで麻雀をしないように言っているということは、準決勝の時からの仕込みは完了したという事でしょう。東風の神が魅せる決勝での闘牌には否が応でも期待がかかるじぇ!
「打点が低く早い手が入る」速度重視のスタイルが照にどこまで通用するのかは楽しみでしょうがない。当然、照も優希の性質を照魔鏡で見抜いてくるだろうけど、玄さんのドラ支配が回復していれば、いくら照とはいえ打点制限を抱えたままドラなしで優希の速度を上回って、連荘の山を築くのは難しいでしょうからね。そこにサトハ先生が加われば、また更におもしろくなることは必至でしょう!ワクワクが止まらん...!
場面は変わって、はやしこコンビが登場。

ふんふむ。対戦経験はあるとは思っていたけど、2年前の事とはいえ、戒能プロは照を打ち負かしたことがあるんだね。ただ、戒能プロが「宮永照を破った唯一の高校生!」ということは裏を返せば、照は戒能プロ以外には高校生に負けたことはないということか...。それに戒能プロが勝った時の照は疲弊している状態だったようだし。
2年前の千里山部内ランキング1位にしてR2629を誇る超人・藤白七実さんはやはり照と対戦経験があったようで。関西の常勝校のエースですから、照と卓を囲む状況があることは全く不思議ではないのですけど、あの照を疲弊させるとはやはり相当な怪物っぷりなのだろうなぁ.....。というか、「宮永を疲れさせてくれた」という戒能プロのセリフは、藤白七実さんの能力が相手の精神や体力を削り取るタイプなのか、それとも照の能力は相手の能力が強力だと疲弊して力が弱まるものということを暗示しているのだろうか。まぁ、普通に強敵との対戦で消耗していた...?というくらいの意味合いなのかな。

まったくもう、今回は新情報が多すぎるじぇ!第153局の感想で戒能プロは「ソロモン72柱」を召喚できるのでは...?と書いたけど、アステカ神話に登場する神・「テスカトリポカ」も召喚できるのね。
第146局でマヤ神話における羽毛もつ蛇の神・「ククルカン(ケツァルコアトル)」について言及されていたけど、「テスカトリポカ」は「ケツァルコアトル」を貶めて、神王の座を奪って世界の果てへと追放したことから、この2神は敵対する関係として語られることが多いんですよね。
そして、Tezcatlipoca は、ナワトル語で「煙を吐く鏡」を意味します。照の持つ照魔鏡は相手の性質を推し量る際に「鏡で相手を映し出す」エフェクトが描かれていたので、煙を巻くことで「鏡に映ることを防いだ」――つまりは「性質を見抜かれなかった」というイメージなのでしょうね。さすがに立先生よく考えてらっしゃるなぁ...。
照へのカウンターとして出来過ぎているくらいに相性の良い神を召喚できたのは戒能プロとしては確かにラッキーですね。照がプロ入りしたら、戒能プロと照は将来的にも何度も対局することになるだろうし。
さて、咲さんたちがお風呂から上がり、清澄高校は再び明日のミーティングを行っている模様。

照の今の打ち方は咲さんが知っている「小さい頃のお姉ちゃんの打ち方」とまるで違うというのもなかなかどうして意味がありそうじゃないですか。東1局を捨てて相手の性質を推し量る「照魔鏡」と和了るたびに打点が高くなっていく「連続和了」は小さい頃の照のスタイルではないと...。いつこの能力が発現したのかはわからないけれど、照もまた「過去」がほとんど語られていない人物のひとりですからね。打ち方が変わった理由――彼女の歩んできた「軌跡」にもやはり注目していきたい。
照の持つもうひとつの能力「ギギギー」が「小さい頃のお姉ちゃんの打ち方」だったりする可能性もゼロではないのかな...。まぁ、決勝戦でお披露目になるでしょうから、今後の展開に期待しておきましょう。

のどっちのお父さん、久しぶり!「麻雀なんてほぼ運で決まる不毛なゲームだと、遊びはほどほどにしておきなさいと。」言いながらも、娘が決勝に進出したことを知っているあたり、やはり気になっているのでしょうね。そして、明日試合を見に行くと。素直ではないけれど、頑張っている娘を「応援」しようという想いはあるんでしょうから、良いお父さんじゃないですか。東京の進学校を勧めるのも娘の将来を思ってのことですからね。堅いなと思うけど、気持ちはわからなくもないってもんですよ。
そういえば、5決を昼まで行うということは、決勝戦は午後から開始ということになるのだろうけど、終了時刻は相当遅くなりそうだね。和のお父さんが「明日の試合を見に行く」と言っていることからもおそらく決勝戦は1日で行うのだろうし、応援に来る側も大変かもしれないね...。

のどっちのお母様が美しい........!ドレスコードに引っかかるのどっちのお母様がとても美しいじぇ....。初登場にして完全にド肝を抜かれました。「検事」というイメージが先行してしまってもうちょっとお堅い人物像を想像していたけど、めちゃくちゃ理解のあるお母様じゃないですか。いやー、のどっちと言えば天使だけど、のどっちのお母様も大天使であった・・・。美しい、優しい、大きい。三拍子そろってすばら過ぎる...。甘えたい。
そういや、のどっちは宿舎で着ていた私服から制服に着替えたんだね。そりゃ、あの恰好じゃドレスコードに引っかかるなんてレベルじゃないだろうけど...w

今まで「別れ」を繰り返してきたのどっちが自分の想いをきちんと「両親」に伝えるところは良かった。
以前この記事でも書いたけれど、転校の連続にただデジタル的に従うしかなかった和が咲さんや清澄高校の仲間たちとの「今」を守るために、環境の良い進学校へと転校することを拒む。
第1巻の頃は父の厳しい言葉に強く言い返すことが出来なかった。でも、今回の和はきちんと言葉にしました。もう「別れ」は嫌だと、「またそのような思いはしたくない」と。自身の感情を両親にきちんと吐露するシーンは成長の表れと言えるのでしょうね。その成長の集大成となるのが「決勝戦」の対局であり、その試合を恵さんが見に来てくれるというのはなかなかどうして胸が熱くなる展開じゃないですか。のどっちの活躍に乞うご期待!
さて、そのころ末原さんは善野さんの元を訪れていた.....。3年間頑張ってきて、それでもあと一歩届かなかった...。その今の想いを末原さんは恩師にどう伝えるのか、善野さんは教え子にどんな言葉を掛けるのか。次回がとても楽しみですね。もう、末原さんの表情を見ているだけで涙腺が......。
次回は、4/1発売号で掲載予定。咲-Saki-関連コミックス発売までもう残り1週間。立先生の日記に特典情報が掲載されているけど、今回も安定の肌色ですね。打率...いや肌率5割!実にいいと思います!ともあれ、咲さんの特典があってちょーうれしいよー!(歓喜)
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第155局 「証果」 感想 )
阿知賀女子
今回の扉絵も前回に引き続き阿知賀女子。前回は穏乃と憧ちゃんだったけど、今回は5人揃ってるね。ジャージ穏乃も良いけど、やっぱり制服を着ている時の穏乃はおんなのこらしさが格段に上がる。憧ちゃんに「計算できない子」と言われながらも準決勝の立ち回りはお見事の一言に尽きる内容だったし、活発な面が目立つ一方で礼儀正しい面もあるという二面性は穏乃の魅力だよね。あと、完全にポーズを決め込んで、ドヤってる玄さんは実に良いと思います。
???「ハルちゃんがいないのは何かの間違いだと思...。」
5位決定戦
「試合は短い」と言われていたけど、やっぱり5位決定戦は半荘1回ずつで行われるんだね。仮に怜が出場できるとするなら、怜の体力や「枕神怜ちゃん」に使用制限があることを考えると、千里山にとってはありがたいルールかな。逆に、新道寺は半荘1回では準決勝の時ほどリザベーションで暴れることが出来なそうで少し辛いかもしれない。
準決勝までの闘いぶりと怜や爽がおそらく万全ではないことを考慮した上で各高校の戦力を総合的に考えると、個人的には姫松がやや優勢かなという印象はある。ただ、今回の5決はメタ的にもどこの高校が勝っても全くおかしくない状況だから、勝敗予想が立たないという点ではとても結果が楽しみな対局だ。
さてさて、部長が優希に明日の試合まで麻雀をしないように言っているということは、準決勝の時からの仕込みは完了したという事でしょう。東風の神が魅せる決勝での闘牌には否が応でも期待がかかるじぇ!
「打点が低く早い手が入る」速度重視のスタイルが照にどこまで通用するのかは楽しみでしょうがない。当然、照も優希の性質を照魔鏡で見抜いてくるだろうけど、玄さんのドラ支配が回復していれば、いくら照とはいえ打点制限を抱えたままドラなしで優希の速度を上回って、連荘の山を築くのは難しいでしょうからね。そこにサトハ先生が加われば、また更におもしろくなることは必至でしょう!ワクワクが止まらん...!
場面は変わって、はやしこコンビが登場。
藤白七実
ふんふむ。対戦経験はあるとは思っていたけど、2年前の事とはいえ、戒能プロは照を打ち負かしたことがあるんだね。ただ、戒能プロが「宮永照を破った唯一の高校生!」ということは裏を返せば、照は戒能プロ以外には高校生に負けたことはないということか...。それに戒能プロが勝った時の照は疲弊している状態だったようだし。
2年前の千里山部内ランキング1位にしてR2629を誇る超人・藤白七実さんはやはり照と対戦経験があったようで。関西の常勝校のエースですから、照と卓を囲む状況があることは全く不思議ではないのですけど、あの照を疲弊させるとはやはり相当な怪物っぷりなのだろうなぁ.....。というか、「宮永を疲れさせてくれた」という戒能プロのセリフは、藤白七実さんの能力が相手の精神や体力を削り取るタイプなのか、それとも照の能力は相手の能力が強力だと疲弊して力が弱まるものということを暗示しているのだろうか。まぁ、普通に強敵との対戦で消耗していた...?というくらいの意味合いなのかな。
まったくもう、今回は新情報が多すぎるじぇ!第153局の感想で戒能プロは「ソロモン72柱」を召喚できるのでは...?と書いたけど、アステカ神話に登場する神・「テスカトリポカ」も召喚できるのね。
第146局でマヤ神話における羽毛もつ蛇の神・「ククルカン(ケツァルコアトル)」について言及されていたけど、「テスカトリポカ」は「ケツァルコアトル」を貶めて、神王の座を奪って世界の果てへと追放したことから、この2神は敵対する関係として語られることが多いんですよね。
そして、Tezcatlipoca は、ナワトル語で「煙を吐く鏡」を意味します。照の持つ照魔鏡は相手の性質を推し量る際に「鏡で相手を映し出す」エフェクトが描かれていたので、煙を巻くことで「鏡に映ることを防いだ」――つまりは「性質を見抜かれなかった」というイメージなのでしょうね。さすがに立先生よく考えてらっしゃるなぁ...。
照へのカウンターとして出来過ぎているくらいに相性の良い神を召喚できたのは戒能プロとしては確かにラッキーですね。照がプロ入りしたら、戒能プロと照は将来的にも何度も対局することになるだろうし。
さて、咲さんたちがお風呂から上がり、清澄高校は再び明日のミーティングを行っている模様。
打ち方が違う
照の今の打ち方は咲さんが知っている「小さい頃のお姉ちゃんの打ち方」とまるで違うというのもなかなかどうして意味がありそうじゃないですか。東1局を捨てて相手の性質を推し量る「照魔鏡」と和了るたびに打点が高くなっていく「連続和了」は小さい頃の照のスタイルではないと...。いつこの能力が発現したのかはわからないけれど、照もまた「過去」がほとんど語られていない人物のひとりですからね。打ち方が変わった理由――彼女の歩んできた「軌跡」にもやはり注目していきたい。
照の持つもうひとつの能力「ギギギー」が「小さい頃のお姉ちゃんの打ち方」だったりする可能性もゼロではないのかな...。まぁ、決勝戦でお披露目になるでしょうから、今後の展開に期待しておきましょう。
恵さん
のどっちのお父さん、久しぶり!「麻雀なんてほぼ運で決まる不毛なゲームだと、遊びはほどほどにしておきなさいと。」言いながらも、娘が決勝に進出したことを知っているあたり、やはり気になっているのでしょうね。そして、明日試合を見に行くと。素直ではないけれど、頑張っている娘を「応援」しようという想いはあるんでしょうから、良いお父さんじゃないですか。東京の進学校を勧めるのも娘の将来を思ってのことですからね。堅いなと思うけど、気持ちはわからなくもないってもんですよ。
そういえば、5決を昼まで行うということは、決勝戦は午後から開始ということになるのだろうけど、終了時刻は相当遅くなりそうだね。和のお父さんが「明日の試合を見に行く」と言っていることからもおそらく決勝戦は1日で行うのだろうし、応援に来る側も大変かもしれないね...。
約束
のどっちのお母様が美しい........!ドレスコードに引っかかるのどっちのお母様がとても美しいじぇ....。初登場にして完全にド肝を抜かれました。「検事」というイメージが先行してしまってもうちょっとお堅い人物像を想像していたけど、めちゃくちゃ理解のあるお母様じゃないですか。いやー、のどっちと言えば天使だけど、のどっちのお母様も大天使であった・・・。美しい、優しい、大きい。三拍子そろってすばら過ぎる...。甘えたい。
そういや、のどっちは宿舎で着ていた私服から制服に着替えたんだね。そりゃ、あの恰好じゃドレスコードに引っかかるなんてレベルじゃないだろうけど...w
別れ
今まで「別れ」を繰り返してきたのどっちが自分の想いをきちんと「両親」に伝えるところは良かった。
以前この記事でも書いたけれど、転校の連続にただデジタル的に従うしかなかった和が咲さんや清澄高校の仲間たちとの「今」を守るために、環境の良い進学校へと転校することを拒む。
第1巻の頃は父の厳しい言葉に強く言い返すことが出来なかった。でも、今回の和はきちんと言葉にしました。もう「別れ」は嫌だと、「またそのような思いはしたくない」と。自身の感情を両親にきちんと吐露するシーンは成長の表れと言えるのでしょうね。その成長の集大成となるのが「決勝戦」の対局であり、その試合を恵さんが見に来てくれるというのはなかなかどうして胸が熱くなる展開じゃないですか。のどっちの活躍に乞うご期待!
さて、そのころ末原さんは善野さんの元を訪れていた.....。3年間頑張ってきて、それでもあと一歩届かなかった...。その今の想いを末原さんは恩師にどう伝えるのか、善野さんは教え子にどんな言葉を掛けるのか。次回がとても楽しみですね。もう、末原さんの表情を見ているだけで涙腺が......。
次回は、4/1発売号で掲載予定。咲-Saki-関連コミックス発売までもう残り1週間。立先生の日記に特典情報が掲載されているけど、今回も安定の肌色ですね。打率...いや肌率5割!実にいいと思います!ともあれ、咲さんの特典があってちょーうれしいよー!(歓喜)
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和ママ完全にお姉さんにしか見えない美しさやん