知識0でも作れる!iPhoneアプリ開発入門(前編)
みなさんこんにちは。Yuta Fujii(@HofuCamera)です。
今回の記事では、知識がなくてもiPhoneアプリを作れるようになることを目指します(前編と後編があります)。
目次
知識がなくてもiPhoneアプリはつくれる
イギリスでは、プログラミング教育が義務教育化されています。
そんな中、プログラミングに対して抵抗感を持つ子供たちが世界的に少なくなってきています。時代は大きく変わり、これからも変わり続けていきます。
この記事では、実際のアプリスクールなどで有料で公開されているものと、ほぼ同等の内容を無料でステップアップしながら学習することができます。
これからご紹介する、前半部分9本のiPhoneアプリの作り方の記事を読めば、プログラム経験ゼロの方でもどのように作っていくのかがわかるようになります。
この9記事を順に進めていくと、それぞれが関連しあっており、プログラミングスクールに通ったりすることと同等のことを学べます。
iPhoneのアプリは、実際にみなさんがよくアプリをダウンロードする際に用いる「AppStore」に公開できます。公開は有償ですが、開発は無料で行えます。そしてこの公開までの手順も、次回の後半部分の記事で1からお伝えしていきます。
それでは環境を整える部分から始めましょう。
準備編
iPhoneアプリを開発するには、まずMacが必要です。
そして、Xcodeという統合開発ツールが必要となってきます。Macさえあれば、Xcodeを無料でインストールすることができるので、開発環境を整えることができます。下記の記事にインストール方法の詳細が書かれています。
▷ iPhoneアプリ開発の環境を整えよう
▷ iPhoneアプリ開発に必要なこと
つくってみよう
環境が整ったところで、さっそく開発していきましょう。 これから紹介する記事で、何がどのように学べるのかを順に説明していきます。
Storyboard(画面遷移)を学ぶ
▷ プログラムなしで、 レッドカードiPhoneアプリを開発してみよう
この記事では、主に実際にiPhoneアプリを作る際の1番はじめの部分であるプロジェクトの作成方法を、プログラミングせずに画面を移動していくアプリを例にして学んでいきます。
画面の作り方、画面へパーツ(ボタンなど)を置くことなどを中心に解説しています。
iPhoneがまだ出たばかりの頃、個人の開発者が作ったアプリがAppStoreの1位になることが多々ありました。その中にはレッドカードを表示するだけのアプリなどもたくさんありました。
それらが、どのように作られていたのかをこの記事では知ることができます。
複数の画面を使用する
この記事では、先のレッドカードアプリでは扱えなかった複数画面についてみていきます。
アプリには画面がどのように遷移していくかという図があります。ここでもプログラミングをせずともアプリが作れるということをカラフルカードアプリをつくることで学んでいきます。
サイト集アプリを作成してみる
この記事では主にGoogleやYahoo!など、Webサイトとして存在しているものをiPhoneで表示させることを学んでいきます。
簡単なプログラムを少し記述します。ここでは、どのように画面とプログラムを一致させるのか、宣言について、変数(箱)について概念的なものは無しにして解説していきます。
記事では、Yahoo!のページを実際に表示するということを行います。
動画集アプリを作成してみる
この記事では、先のサイト集アプリで習ったことを参考に「動画を再生」するということを簡単に行えるように解説しています。
記事内にも書かれてありますが、フレームワークと呼ばれるものを簡単に使用する方法、またその使い方について解説しています。そして、ここで学んだことを一部分の機能としてとらえた際、好きな動画を再生するとオリジナルアプリも作成できるようになります。
メールを送信する機能について学ぶ
▷ ノートメールアプリを開発してみよう(Part1)
ノートメールアプリを開発してみよう(Part2)
この記事では、2回にわけてiPhoneアプリでよく使用されている文字を入力すること、キーボードを使用することについて詳細に書かれてあります。
実際に自分で入力した文字をメールで相手に送信するということまでできてしまいます。
ここでは、画面を直感的に設計すること、先の記事で学んだフレームワークに関することなど、今まで順をおって学習してきたことをフルに使って復習します。そして、デリゲートメソッドと呼ばれるものについてもみていきます。はじめから用意されているメール送信画面を実際に出して進めていきます。メール画面を立ち上げるために必要なコードは、たった5行です。
スロットiPhoneアプリを作成する
この記事では乱数とよばれるものを扱っていきます。
乱数とはランダムに数字を出していくものとなります。実際にスロットアプリをつくる過程で、条件分岐と呼ばれる概念、ラベルに文字を反映させることなどを学んでいくことができます。
写真集iPhoneアプリを作成する
ここでは、主に画像について取り扱っていきます。
iPhoneに画面に画像を表示することができると、一気にアプリがリッチに見えるようになります。さらに、写真集なので画像を複数枚必要とします。
ここでは、配列という概念を学んでいきます。配列とはタンスのようなものなのですごく簡単に学べて、一気に応用の幅が広がることになるでしょう。
配列でイメージしやすいのは下駄箱です。下駄箱ははじめから靴を入れる空間が準備されていますが、プログラムではこの空間の数や空間に何をいれるかを指定することができます。また、下駄箱の中の空間にミニチュアの下駄箱を入れることも可能です。そして、そのミニチュア下駄箱の中にも空間をつくることができます。
タイマーを用いたアプリを作成する
▷ 10秒ジャストで止めるゲーム「ジャストタイムiPhoneアプリ」を開発してみよう(Part1)
▷ 10秒ジャストで止めるゲーム「ジャストタイムiPhoneアプリ」を開発してみよう(Part2)
この記事では主にストップウォッチと同じ機能を作成していきます。
iPhoneにはタイマーを自由に使うことができるものが存在します。タイマーとは、ストップウォッチのようなもので、スタートボタンなど何かアクションを起こすと、ストップウォッチがスタートします。そのストップウォッチを基準にして、例えば1秒ごとにロケットを発射するなどのことを行えるようになります。
ここでは以前までの復習も兼ねて、条件分岐、ラベルに文字を表示することなどに加えタイマーの概念についても詳しくみていきます。また、新しくFacebookやTwitterなどへ投稿するために必要なことなども学べます。
嘘電話を作成しよう
この記事では、偽の電話がなって会議などを抜け出す際につかえるアプリケーションを作成します。
今でやってきたことを総復習して、タイマーなども使用します。また、音を鳴らすということにもチャレンジします。そしてこれらは今まで行ってきたものの総復習なので、全く抵抗感なく入っていけるかと思います。
リファレンス
iPhoneのアプリ開発を学習する際に辞書のようなサイトを参考にすると役に立つことがあります。
以下が、便利なサイトになるかと思いますのでご紹介します。
▷ Objective-C 最速基礎文法マスター
▷ iPhoneアプリ開発の虎の巻
素材
開発の際に無料で利用できる素材を掲載しておきます。
興味があるものがあれば、ぜひ使ってみてください。
▷ iOS 7 iPhone AI Download
▷ 魔王魂(音声ファイル素材)
▷ スクリーンショットメーカー
▷ フリーのアイコン素材サイト8選
▷ フリーの画像・写真素材サイト15選
最後に
いかがでしたか?
この記事でだいたいのことが網羅できるように設計されてあります。
また、以上の記事は前半であり後半では、さらに今までのことを活かしつつより実用的で、実際にAppStoreに出ているような機能を持ったアプリを学びながら作成していきます。
パスワードをつけるアプリ1Passwordや、ToDoリストを作成できるWunderlistのようなアプリなどです。またその過程において、アプリをAppStoreに申請する方法などを説明していきます。
どうぞお楽しみに。