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40年親しまれたうどんの自販機 移設し存続へ 秋田3月18日 15時12分
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今月いっぱいで販売の終了が決まり、多くの人から惜しむ声があがっていた秋田市の秋田港近くにあるうどんとそばの自動販売機が、近くの道の駅に移設され販売が継続されることになりました。
この自動販売機は、昭和50年ごろから秋田港近くの商店に置かれ、修理や機械の交換などを繰り返しながら、およそ40年間、地元の人たちに親しまれてきました。
去年3月にNHKの番組「ドキュメント72時間」で放送してからは、県外からも多くの人が訪れていましたが、自動販売機を設置している商店が店員の高齢化や売り上げの減少などを理由に今月いっぱいで閉店するのに伴い、自動販売機も販売を終了することになっていました。
しかし販売終了を知った人たちから惜しむ声があがり、商店には自動販売機を引き取りたいという話が30件近く寄せられていたということで、商店では秋田港の活性化に役立ててもらいたいと、道の駅「あきた港」を管理する会社へ譲渡することを決めたということです。
道の駅「あきた港」は高さ143メートルのポートタワーセリオンを中心とした施設で、自動販売機はタワーの隣にある屋内緑地公園「セリオンリスタ」に設置され、販売が継続される予定だということです。
去年3月にNHKの番組「ドキュメント72時間」で放送してからは、県外からも多くの人が訪れていましたが、自動販売機を設置している商店が店員の高齢化や売り上げの減少などを理由に今月いっぱいで閉店するのに伴い、自動販売機も販売を終了することになっていました。
しかし販売終了を知った人たちから惜しむ声があがり、商店には自動販売機を引き取りたいという話が30件近く寄せられていたということで、商店では秋田港の活性化に役立ててもらいたいと、道の駅「あきた港」を管理する会社へ譲渡することを決めたということです。
道の駅「あきた港」は高さ143メートルのポートタワーセリオンを中心とした施設で、自動販売機はタワーの隣にある屋内緑地公園「セリオンリスタ」に設置され、販売が継続される予定だということです。
商店の社長「地域の活性化に生かして」
自動販売機を設置している商店の佐原孝夫社長は「長年、秋田港で商売をやっていたので、秋田港に置かれることになってよかった。今後はこの自動販売機を地域の活性化に生かしてもらいたい」と話していました。また、道の駅「あきた港」を管理する東北ダイケン秋田支店の担当者は「地元で愛されてきた販売機を道の駅を訪れるより多くの人に知ってもらい、地域への貢献につながればと考えている」と話しています。
客「残ることになってよかった」
商店は17日も、自動販売機を目当てに訪れた多くの人でにぎわっていました。
秋田市の20代の女性は、「ずっと地元の人が親しんできたものがこれからも残ることになってよかったと思います。温かい室内に設置されるともっと利用しやすくなると思うので、また食べに来たいです」と話していました。
子どもと一緒に来た秋田市の40代の男性は、「今月いっぱいでなくなると思っていたので、子どもたちに食べさせておきたいと思って来ました。移設されれば、子どもたちが大きくなっても食べさせられるのでうれしいです」と話していました。
秋田市の20代の女性は、「ずっと地元の人が親しんできたものがこれからも残ることになってよかったと思います。温かい室内に設置されるともっと利用しやすくなると思うので、また食べに来たいです」と話していました。
子どもと一緒に来た秋田市の40代の男性は、「今月いっぱいでなくなると思っていたので、子どもたちに食べさせておきたいと思って来ました。移設されれば、子どもたちが大きくなっても食べさせられるのでうれしいです」と話していました。