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イタリアで難民や移民2400人余を救助
3月18日 5時56分

イタリアの当局は、15日と16日の2日間で、中東やアフリカなどからヨーロッパを目指す難民や移民、2400人余りを救助したと発表し、バルカン半島の国々で規制の動きが相次ぐなか、イタリアを目指す難民や移民が急増するとみられています。
イタリアの沿岸警備隊は、15日と16日の2日間に、シチリア島の沖合で、中東やアフリカなどからヨーロッパを目指す合わせて2400人余りの難民や移民を救助したと発表し、17日、このうちおよそ600人が沿岸警備隊の船でシチリア島の港に到着しました。
多くの難民や移民は、北アフリカのリビアやチュニジアから渡航を試みていたとみられ、ゴムボートなどにすし詰めのような状態で乗っていたということで、ボートの中からは3人が遺体で見つかりました。
国連によりますと、ことしに入ってからイタリアに渡った難民や移民はおよそ1万2000人で、15日と16日で救助された人の数は、その5分の1に当たります。
ヨーロッパを目指す難民や移民の90%はこれまで、ギリシャに渡っていますが、その後の移動ルートになっているバルカン半島の国々で通過を制限する動きが相次いでいて、イタリアを目指す難民や移民が急増するとみられています。

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