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EU首脳会議 シリア難民の送還に慎重意見も
3月18日 8時14分

EU首脳会議 シリア難民の送還に慎重意見も
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EU=ヨーロッパ連合は17日から首脳会議を開き、ヨーロッパに流入する難民や移民の数を抑えるため、経由地のトルコからギリシャに渡ってくる難民たちをトルコに送り返す対策案で合意を目指していますが、内戦が続くシリアからの難民も送還の対象にすることに慎重な意見も多く、調整が続いています。
EUの首脳会議は、17日から2日間の日程でベルギーのブリュッセルで開かれ、急増する難民や移民の流入を抑えるため、トルコ経由でギリシャに渡ってくる難民や移民を出身国に関係なくトルコに送り返し、その代わりにトルコ国内にとどまっているシリア難民だけを一定数、EU各国が受け入れる対策案について協議しています。
しかし、シリアの難民を送還するのは難民保護の規定に反するとして国連や人権団体から強い懸念が示され、各国からも慎重な意見が出ています。
また、トルコがこの対策を実施する条件として、トルコのEU加盟に向けた交渉の加速を求めていることに、一部の国が強く反発しています。
18日には、トルコのダウトオール首相も参加し、協議が続けられますが、すべての国が合意できる内容をどうまとめるのか、ぎりぎりの調整が続く見通しです。

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