長く続いた糖質制限ダイエットブームで、「糖質=炭水化物の塊」として忌避されてきた米飯が一転。「おにぎりダイエット」が話題になりつつある。提唱はJA全農(全国農業協同組合連合会)…と聞けば、米の消費拡大をねらっているだけ?と勘ぐってしまうが、今月、大手スポーツクラブのプログラムにも導入された。低カロリーおにぎりの専門店も登場している。(重松明子、写真も)
「ダイエットの肝は、消費カロリーよりも摂取カロリーを抑えること。計算が簡単なおにぎり(一般的なサイズや具で1個約180キロカロリー)を使ったダイエット法は、今に始まったものではありません」
JA全農米穀部の田島裕課長(52)は、念を押した。
すでに、音楽家のつんく♂さんやタレントの眞鍋かをりさんらが、自身のブログなどで成果を発信している。
田島課長は「お米は脂質が少なく、タンパク質、ビタミン、食物繊維、ミネラルがバランス良く含まれた“元祖スーパーフード”。ご飯が冷めると難消化性デンプンが増えて糖が吸収されにくくなり、ダイエットに向くのです」。
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