漫画「キヨハラくん」代作に「ぼろぼろ泣いた」の声続々 清原被告への想い詰まった「いつかのホームラン」

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   「かっとばせ!キヨハラくん」などの作品で知られる漫画家の河合じゅんじさん(56)が、覚せい剤取締法違反で起訴された元プロ野球選手・清原和博被告に寄せた「アンサーコミック」がいま、ネット上で大きな注目を集めている。

   タイトルは「いつかのホームラン」。ツイッターには、「ぼろぼろ泣いた」「作者の想いがひしひしと伝わってきた」との感想が相次いで寄せられている。

  • 感動作と話題の「いつかのホームラン」(画像はコロコロアニキ第5号の誌面)
    感動作と話題の「いつかのホームラン」(画像はコロコロアニキ第5号の誌面)

「いろいろ考えて、こういう漫画にしました」

   河合さんの描き下ろし漫画「いつかのホームラン」は2016年3月15日発売の漫画雑誌「コロコロアニキ 第5号」(小学館)に掲載された。作品の冒頭には、「いろいろ考えて、こういう漫画にしました。気持ちは入っております」という河合さんのコメントが掲載されている。

   これまで河合さんは、清原被告をモデルにした主人公が登場するギャグ漫画「かっとばせ!キヨハラくん」をコロコロアニキで連載していた。だが、清原被告の逮捕から1週間後の16年2月9日、発行元の小学館が「諸般の事情による休載」を公式サイト上で発表。それに代わって掲載されたのが、今回の「いつかのホームラン」という作品だ。

   1977年のデビュー以来、40年近くも少年向けのギャグ漫画を一貫して描き続けている河合さんだが、本作ではその作風が一転。河合さん本人とおぼしき人物が主人公として登場する、ドキュメンタリー風の「切ない」作品に仕上がっているのだ。

   そのストーリーは、何らかの出来事にショックを受け、原稿に手がつかない様子の漫画家(河合さん)が、河川敷に少年野球を眺めに出かける。初めは放心状態だった河合さんだが、少年たちの溌剌としたプレーを見守る中で、徐々に自分を取り戻していく。

   作品中盤には、西武ライオンズ時代の清原被告と同じ背番号「3」をつけた一塁手が、豪快なホームランを放つ場面も。「背番号3」がダイヤモンドを一周し、満面の笑みを浮かべたチームメイトに迎えられる――在りし日を思い起こさせるこの一幕に、河合さんは思わず涙ぐむ。「いつかのホームラン」というタイトルを象徴したような、印象深いワンシーンだ。

   そして作品は、少年野球を眺めていた漫画家が河川敷を立ち去り、

「さてと...。元気出して、やろうかね...。」

とつぶやく場面で終わる。14ページと短い作品だが、フキダシ付きの台詞はこの一言だけで、ストーリーは基本的に「無音」で進行していた。

「ぼろぼろ泣いた」「今の清原に読んで貰いたい...」

   河合さんは、1987年にコロコロコミックで連載が始まった「かっとばせ!キヨハラくん」から、16年に休載が決まった同名作品(リバイバル版)まで、29年にわたって清原被告をモチーフにしたキャラクターを描いてきた。そんな河合さんの清原被告に対する想いが淡々とつづられた本作に対し、ツイッターでは、

「ぼろぼろ泣いた。おすすめです」
「今まで読んだ読みきり漫画の中でも一番心に来る」
「作者の想いがひしひしと伝わってきた」

といった声が相次いで上がった。さらに、16年3月17日昼に清原被告の保釈が決まったことに絡め、「今の清原に読んで貰いたい...」「清原に読んでほしい」とのコメントを寄せるユーザーも目立った。

   また、誌面に掲載された「いつかのホームラン」の扉絵には、煽り文として「渾身のアンサーコミック」との一言が添えられていた。作品の内容から、ネット上では「清原被告に宛てた漫画」だと見る向きがほとんどだが、誌面では明言されていない。そこでJ-CASTニュースは17日、コロコロコミック編集部に取材を申し入れたが、

「誌面に掲載されているものが全てです」

との返答だった。

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002
報道は正確に 2016/3/18 08:07

×清原被告
○清原被告人
 
被告は民事裁判で訴えられた人。
刑事裁判で起訴された人は被告人。
 
マスコミ用語?
国民をして勘違いさせる用語を用いて何が「報道」なんですかね。
報道は「正確に」お願いしますよ。

001
KIZOOS 2016/3/17 19:50

 「コロコロアニキ」は毎号買っています。
 緩めの季刊。忘れた頃に出ます。


 コロコロを卒業した中高生や、あるいはアラフォーくらいが
対象。(どちらかといえば後者ですかね。今回の目玉は
高橋名人、ビックリマン、あまいぞ!男吾辺りかな。)


 お色気は少なめで、割と真面目に昭和のホビーを振り返り、
現代と絡めています。記事にある漫画も、まさにそうですね。


 実は、今、分厚い雑誌を前から順番に読んでいる途中
でして、この作品はまだ見ておらず、記事を読み進めながら
若干「しまった」と焦ったけれど、野球は余り詳しくない
ので、むしろ予習になったと思うことにします。


 ちょっとだけ、読むのが怖い気もします。

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