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国立民族学博物館で展示物が燃える 約300人避難、照明の熱が原因か 大阪・吹田
3日午前10時50分ごろ、大阪府吹田市千里万博公園の万博記念公園内にある国立民族学博物館で、「建物から出火している」と119番があった。吹田市消防本部によると、展示物の一部が燃えたが、約30分後に鎮火した。来館していた小学生の団体約80人や職員ら約310人が避難したが、けが人はなかった。
大阪府警吹田署と同館によると、火災は同館2階のアイヌ民族に関する展示室で発生。委託業者が伝統的な住居を再現したかやぶき屋根の撮影をしていたところ、照明の熱で屋根から出火したとみられる。
同館のホームページによると、民族学や文化人類学を研究する施設で昭和52年に開館。世界各地の民族衣装や生活品などが展示されている。