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AIに欠かせない膨大なデータ、利用者に進んで提供してもらう方法は(下)

2016/03/18

Mike Elgan Computerworld

 人工知能(AI)革命は紛れもなく起きつつある。それはとてつもなく刺激的だ。AIは医療を一変させ、仮想アシスタントを極限まで賢くし、犯罪に立ち向かい、ほかにもさまざまなことを実現する。

前回から続く)

皆が進んでAIにデータを提供

 Andy Rubin氏のドライブレコーダーにせよ、Microsoftが買収するSwiftKeyにせよ、GoogleのSmart Replyにせよ、膨大な数の利用者が、自らのデータの収集を認め、そのデータを必要とするAIシステムへの投入に同意することになる。利用者はそれと引き換えに、便利な道具や機能を無料で使うことができる。

 だが、AIへのデータ投入には、もっと徳の高い理由もある。人命の救助や生活の向上だ。

 大気汚染が原因で命を落としている人は年間約550万人に上るとする推計もある中、シンガポール南洋理工大学の研究チームは2016年2月、「AirTick」という新しいアプリを発表した。スマートフォンの画像を基に大気汚染を測定するというアプリだ。

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