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小1殺害事件 自白調書採否を決定へ 宇都宮地裁3月18日 4時05分
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栃木県の旧今市市、今の日光市で、小学1年生の女の子が連れ去られて殺害された事件の裁判員裁判で、取り調べに対して被告が自分の意思で自白したかどうか、自白の任意性が争点となっているなか、宇都宮地方裁判所は18日、検察側が提出した自白調書を証拠として採用するかどうか決定を出します。
平成17年、吉田有希ちゃん(当時7)が殺害された事件で、逮捕起訴された勝又拓哉被告(33)は逮捕後に殺害を認めたものの、公判前整理手続きで否認に転じ、裁判では無罪を主張しています。
直接的な証拠がないなかで、裁判では、自白が強制的なものではなく被告の意思によるものかどうか、その任意性が争点となり、検察は「被告は殺害を認めた調書に犯行の詳細な状況を付け加えるよう求めるなど、自分の意思で自由に話している」として、取り調べの様子を撮影した7時間以上に及ぶ異例の長さの録画を法廷で再生しました。
これに対して、弁護側は「被告は別件逮捕で長期間身柄を拘束され、連日のように厳しい取り調べを受けて、自分の意思に反して自白した」と主張しています。
宇都宮地方裁判所は検察が提出した被告の自白調書を証拠として採用するかどうか、18日、決定を出すことにしていて、判決にも影響を与える自白の任意性をどのように判断するか注目されます。
直接的な証拠がないなかで、裁判では、自白が強制的なものではなく被告の意思によるものかどうか、その任意性が争点となり、検察は「被告は殺害を認めた調書に犯行の詳細な状況を付け加えるよう求めるなど、自分の意思で自由に話している」として、取り調べの様子を撮影した7時間以上に及ぶ異例の長さの録画を法廷で再生しました。
これに対して、弁護側は「被告は別件逮捕で長期間身柄を拘束され、連日のように厳しい取り調べを受けて、自分の意思に反して自白した」と主張しています。
宇都宮地方裁判所は検察が提出した被告の自白調書を証拠として採用するかどうか、18日、決定を出すことにしていて、判決にも影響を与える自白の任意性をどのように判断するか注目されます。