トップページ国際ニュース一覧ミャンマー新政権 予算削減へ省庁統合案
ニュース詳細

ミャンマー新政権 予算削減へ省庁統合案
3月17日 18時02分

ミャンマーの新政権の発足に向けて、アウン・サン・スー・チー氏率いる最大政党は、鉄道省と運輸省などを統合して現在の36省を21省に減らす案を議会に提出し、予算の削減に努める姿勢を打ち出しました。
ミャンマーでは、軍の影響力の強い政権下で、退役した軍幹部の天下り先を確保する必要などから省や閣僚の数が増え続け、去年の総選挙で勝利したスー・チー氏率いる最大政党のNLD=国民民主連盟は、政府の効率化と予算の削減を公約に掲げていました。
17日、議会に提出された案では、鉄道省と運輸省と通信省を統合したり、文化省と宗教省を1つにしたりするなどして、現在の36省を21省に減らすとしています。またNLDは、副大臣のポストも基本的になくす方針で、これにより100人近い大臣と副大臣を4分の1にまで減らせるとしています。
一方、新たに少数民族問題省を設立するとしていて、長く内戦が続いてきた少数民族の武装勢力との和平を新政権の最優先課題に掲げるスー・チー氏の意向を反映したものとみられます。
公務員の数については、当面、現状を維持する方針ですが、NLDは政府の効率化と大臣ポストの削減で予算を削減できるとしていて、新政権の組閣の段階から、これまでの政権との違いを国民にアピールするねらいがあるとみられます。

関連ニュース

k10010446901000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ