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【社会】

豚の細胞で糖尿病が改善 大塚製薬工場、海外で研究を実施

 大塚製薬工場(徳島県)のチームは18日までに、糖尿病患者に豚の膵島を移植し血糖値が下がるなどの有効性が示されたとの臨床研究の結果を、大阪市内で開かれている日本再生医療学会で発表した。

 研究はアルゼンチンなど海外で実施された。日本異種移植研究会の会長を務める宮川周士大阪大准教授は「日本でも複数のチームが来年以降の臨床研究を目指している」と話している。

 治療対象は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」を作る膵島の細胞が失われる1型糖尿病の患者。脳死で提供された膵島を移植する治療法があるが、提供者は少なく、インスリン注射が一般的だ。

(共同)
 

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