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福島第一原発 2号機も素粒子で核燃料調査へ3月18日 5時55分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、溶け落ちた核燃料がどこにあるのかを調べるため宇宙から降り注ぐ素粒子を使って原子炉をレントゲン写真のように透視する調査が、1号機に続いて2号機でも来週から始まることになりました。
福島第一原発の事故では、1号機から3号機の3つの原子炉で核燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きましたが、5年たった現在も核燃料がどこにどのような状態であるのか分かっていません。
このため国と東京電力はさまざまな物質を通り抜ける性質がある「ミューオン」と呼ばれる素粒子を使って原子炉をレントゲン写真のように透視する調査に取り組んでいて、去年、先行して行われた1号機に続き、2号機でも来週から調査が始まることになりました。
2号機の調査は当初、1号機よりも解像度が高い別の装置2台で行う計画でしたが、規模が大きくほかの廃炉作業の支障になることから、国と東京電力は方針を変え、小型化した装置1台で調査を行うことにしています。
2号機を巡っては、名古屋大学などが行った別の調査で核燃料の大半が溶け落ちた可能性が高いことが分かっていて、東京電力は今後数か月程度かけてより詳しく調査を行ったうえで、核燃料の取り出しをはじめとした今後の廃炉工程に反映させたいとしています。
このため国と東京電力はさまざまな物質を通り抜ける性質がある「ミューオン」と呼ばれる素粒子を使って原子炉をレントゲン写真のように透視する調査に取り組んでいて、去年、先行して行われた1号機に続き、2号機でも来週から調査が始まることになりました。
2号機の調査は当初、1号機よりも解像度が高い別の装置2台で行う計画でしたが、規模が大きくほかの廃炉作業の支障になることから、国と東京電力は方針を変え、小型化した装置1台で調査を行うことにしています。
2号機を巡っては、名古屋大学などが行った別の調査で核燃料の大半が溶け落ちた可能性が高いことが分かっていて、東京電力は今後数か月程度かけてより詳しく調査を行ったうえで、核燃料の取り出しをはじめとした今後の廃炉工程に反映させたいとしています。