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[東京 17日 ロイター] - 財務省が17日に発表した2月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は2428億円の黒字だった。鉄鋼輸出などが減少する一方、液化天然ガスや原粗油などの輸入が減少し、差し引きで2カ月ぶりの黒字となった。
輸出は前年比4.0%減の5兆7034億円。5カ月連続の減少だった。減少品目は鉄鋼(24.1%減)、鉱物性燃料(29.3%減)、科学光学機器(16.6%減)などとなっている。
一方、輸入は同14.2%減の5兆4606億円。14カ月連続の減少。減少品目は液化天然ガス(43.5%減)、原粗油(33.3%減)、石油製品(31.8%減)などとなった。
地域別では、中国向け輸出は同5.1%増、米国向け輸出が前年比0.2%増だった。
財務省によると、為替水準は税関長公示レートの平均値で対ドルで117円36銭だった。前年比で0.6%の円高となり、43カ月ぶりに円高に振れた。
ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は3886億円の黒字。輸出は前年比3.1%減、輸入は同15.2%減だった。
*内容を追加します。
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