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福島の子どもの甲状腺がんで「家族の会」結成3月12日 18時04分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、甲状腺がんと診断された福島県内の子どもの家族が、将来への不安や治療の情報を互いに共有したいと、12日に「家族の会」を結成しました。
福島県では、原発事故当時18歳以下だった38万人余りを対象に甲状腺の検査が行われ、これまでに167人が、がん、またはがんの疑いと診断されていますが、県の検討委員会は、被ばく量が少ないなどとして、現時点で「放射線の影響とは考えにくい」という見解を示しています。
一方で、がんと診断された子どもやその家族は、手術など治療の負担や将来への不安があることから、12日に家族どうしの情報共有を図る「311甲状腺がん家族の会」を結成しました。
都内で行われた会見では、世話人の河合弘之弁護士があいさつしたあと、甲状腺がんと診断された、いずれも10代の子どもを持つ父親2人が、テレビ電話で会見に参加しました。
このうち父親の1人は「突然、子どもががんと言われ、ショックが大きく、つらい思いをしてきましたが、同じ境遇の人と話をして、心が救われました。がんになった本当の原因を知りたいです」と訴えていました。
家族の会には、現在、甲状腺がんと診断された子どもを持つ5つの家族が参加していて、今後、ほかの家族の参加も呼びかけ、交流会を行うことにしています。
一方で、がんと診断された子どもやその家族は、手術など治療の負担や将来への不安があることから、12日に家族どうしの情報共有を図る「311甲状腺がん家族の会」を結成しました。
都内で行われた会見では、世話人の河合弘之弁護士があいさつしたあと、甲状腺がんと診断された、いずれも10代の子どもを持つ父親2人が、テレビ電話で会見に参加しました。
このうち父親の1人は「突然、子どもががんと言われ、ショックが大きく、つらい思いをしてきましたが、同じ境遇の人と話をして、心が救われました。がんになった本当の原因を知りたいです」と訴えていました。
家族の会には、現在、甲状腺がんと診断された子どもを持つ5つの家族が参加していて、今後、ほかの家族の参加も呼びかけ、交流会を行うことにしています。