蹴球探訪
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(3月16日)
【大リーグ】ドジャースの前田、OP戦3度目登板で初失点も手応え2016年3月17日 紙面から
◇オープン戦 ホワイトソックス8−6ドジャース【グレンデール(米アリゾナ州)穐村賢】マエケンがメジャー108発男を手玉に取った。ドジャースの前田健太投手(27)がホワイトソックス戦に先発し、3イニング2/3を4安打2失点。3回のピンチに4番フレージャーを迎え、伝家の宝刀スライダーで空振り三振に斬って取った。3度目の登板で失策が絡んで初失点したが、自責点は0だった。チームは6−8でサヨナラ負けした。 また、カブスとマイナー契約の川崎宗則内野手(34)はパドレス戦に「9番・遊撃」で出場し、4打数2安打1得点。メジャー昇格を猛アピールした。チームは11−1で勝った。 マエケンが粘投でまたも開幕へ一歩歩みを進めた。3回2死二塁のピンチ。打席に昨季35本塁打の4番フレージャーを迎えると「ちょっと力を入れた」とギアを1段アップ。フルカウント後、「今オープン戦で一番。しっかりと投げられた」と自画自賛したスライダーで空振り三振を奪った。タイミングを外され手から離れたフレージャーのバットは三塁側へと転がった。 味方の失策が絡んで4回にはオープン戦初失点を喫したが、前田は「いつか(点)は取られる。今日はしっかりと球数を投げることができた。どんどん状態は上がってきた」と自信の言葉。きわどいコースの判定に苦しんで2四球を許したが「根気強く投げていけば、審判も(ストライクを)取ってくれるようになる。コントロールがいいっていうイメージを審判につけていければ」と、制球で勝負する右腕は早くもシーズンを見据えた。 ライバル球団も新戦力・前田の投球に戦々恐々だ。バックネット裏に陣取った同地区ジャイアンツのスカウトは「4つの球種を操り、簡単に打者を追い込むことができる。なにより制球が素晴らしい」と高く評価。「開幕までにしっかりと分析したい」と警戒感を示した。 メジャーデビューを前に、次戦は“ダブル日本人対決”も待ち受ける。ハニーカット投手コーチによると、次戦は中5日で21日(日本時間22日)のマリナーズ戦に先発予定。オープン戦4試合目の登板となり、これまでで最長の5回を投げる見込みだという。マ軍は岩隈久志投手の先発が予想されており、青木宣親外野手が出場する可能性が高い。メジャー経験豊富な2人の先輩大リーガーに力を示し、開幕に弾みをつけたいところだ。 PR情報
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