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【プロ野球】

藤浪、左足首2度ひねり6四死球の乱調

2016年3月17日 紙面から

4回、投球の際にバランスを崩し、左足首を押さえる阪神・藤浪晋太郎=QVCマリンフィールドで(飯室逸平撮影)

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◇オープン戦 阪神3−3ロッテ

 阪神は開幕レギュラーを狙う新人の高山が先制の二塁打を放つなど3安打で好調を維持。藤浪は6四死球と制球が定まらず、6回途中で3失点だった。ロッテは先発枠入りを争う古谷が6回途中まで8安打3失点。粘り切れなかった。

     ◇

 バランスを崩しながら投じた1球が、阪神・藤浪を狂わせた。4回1死一、二塁から鈴木に死球を与えたシーンだ。投球後に左足首をひねるアクシデントに見舞われ、その後の異変につながった。

 「2回ひねってしまって、途中から踏み出すことが怖くなってしまった。嫌な感じがあって、そればかり考えてしまいました」

 実戦5度目の登板は5イニング2/3を6安打3失点(自責2)。QVCのマウンドとの相性に苦しみ、6四死球と乱れた。カットボールも「本来の投げ方ができなかった」と修正できず。そうした中で、114球を投じたが「内容が良くなかった。四球が多かったですし」と課題とした。

 一方でこの日の最速154キロをマークしたストレートの精度が向上したことは明るい材料。「ファウルを打たせたり、詰まらせたりできた」と打者の反応にうなずく。配球についても「普段とは違う」とオープン戦はあくまで、お試し期間と捉えているようだ。

 金本監督は「まだ若いし、発展途上。いろいろと試しながらね。こういうときにはこういう投球をするとか。今からどんどん勉強したらいい」と先を見据えた。次回は23日に四国ILp・香川との練習試合(鳴尾浜)に先発予定。シーズン初登板へ最後はスッキリ締めくくりたい。 (杉原史恭)

 

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