お待たせしました。
前回意外にも好評だった!?「【君の知らない世界】マニアな人におすすめする一芸特化しすぎている水族館【東日本編】」に引き続き、こだわりすぎている水族館の西日本編をご紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!こだわりすぎて客が来ない、誰かが行かなきゃつぶれちゃう、行ってみたら絶対面白い水族館です。それではどうぞ~!(パチパチ)
アレルギー持ちにはたまらない
和歌山県すさみ町エビとカニ水族館
甲殻類であるエビとカニだけにスポットを当てた水族館。以前は入場料無料という価格破壊で運営をしていたため、見事に閉館。しかし、町民のあつ~い熱意によって見事に復活をとげる。さらにはリニューアルし、世界中からあつめられた、カニやエビを展示。世界一大きなカニ「タカアシガニ」や「オーストラリアンキングクラブ」も見れる。さらには、前回の反省を踏まえたのか、アザラシやウミガメまで飼育。にもかかわらず、入場料はなんと300円。続けたいのか、つぶれたいのか謎の多い水族館。水槽の中でほとんど動くことのない甲殻類たちだが、彼らを動かすのは、あなたの熱意なのかもしれない。
口コミ
あとすさみ町のエビとカニの水族館も行ってきました。日本一貧乏な水族館なので節電の為自動ドアがこんなんなってます。ペットボトルの重みで閉まる。 pic.twitter.com/ICeasF9ANY
— 宇治金時 (@uzikin) 2014年2月10日
すさみ町にはこんなところもあるよ
鳥取県とっとり賀露かにっこ館
こここそまさに、カニだけを一途に愛している水族館。愛しすぎて食べちゃいたい、いや食べちゃう。そう、水族館かレストランか紙一重の水族館であります。入館料は無料、イベントの飼育体験も無料。とにかく、カニが売れなければ、カニを食べてもらわなければやっていけない水族館なのであります。しかし、「五輝星」と呼ばれるお値段なんと70万円のカニも展示されているからビックリ。五輝星を名乗れるのは、甲羅の大きさが13.5cm以上、カニのプロが絶対においしいと断言できる鳥取出身の松葉ガニだけ。日本一"うまい"カニが展示されている水族館なのです。(死亡したようです)
口コミ
おみやげ屋さんかと思って来たら水族館だった (@ 鳥取県立 とっとり賀露かにっこ館 in 鳥取市, 鳥取県) https://t.co/jL5CqUUVqh
— かぜの (@gskzn) 2015年12月27日
世界で唯一の博物館
岡山県笠岡市 カブトガニ博物館
カブトガニをモチーフとした館内には、カブトガニしかいません。子供から大人まで様々な大きさのカブトガニばかり。カブトガニ以外の生き物は1種たりとも存在しない徹底ぶり(たぶん)。そこまでこだわっている割に、そとの公園には恐竜のオブジェ(実物大)がいっぱい。一見すると、恐竜の博物館と思われても仕方ない。まったく意味が分からない場所であります。
そして、注目していただきたいのが、カブトガニ博物館のゆるキャラ「カブニ」君。あの一見するとロビンマスクのような容姿のカブトガニを、強引にゆるキャラにしたもんだから、イラストでみるとただのオタマジャクシ。しかも目の位置や足の数がカブトガニとは程遠い。こだわるところがよくわかんない水族館でもあります。
口コミ
害獣として虐殺→昭和天皇の岡山県知事への「カブトガニの保護どうなってんの?」という問いかけ→保護
— 畜生道に堕ちた弱化人間 (@gigigirarara) 2014年5月12日
→カブトガニ博物館設立→カブニ君(ゆるキャラ)が市のマスコット化
→駅の入線曲にがんばれカブトガニ→笠岡の小学生にまでカブトガニ音頭を強制という流れ、アツすぎて涙が出てくる。
体が半分に裂けている生き物を展示
島根県邑南町 瑞穂ハンザケ自然館
島根の人だけが「ハンザケ」と呼ぶ生き物、オオサンショウウオにスポットをあてた水族館。口が大きすぎて、体が半分ほど裂けているように見えることや(見えないけどね)、体が半分に裂けても生きていけることから(死ぬけどね)、ハンザケと呼ばれているそうです。(諸説あり)
国の特別天然記念物であるハンザケの繁殖に積極的で、毎年のように産卵させている実績十分の水族館です。オオナン町のオオサンショウウオと、少しややこしいところも魅力のひとつです。
公式HP:瑞穂ハンザケ自然館
口コミ
日本初の快挙!オオサンショウウオの屋内繁殖に成功し海外で話題に http://t.co/kOOX0KbIbi
— Koro (@koro_h) 2013年10月27日
瑞穂ハンザケ自然館やるなぁ。これであそこにも人がいっぱい(絶対来ない)
とにかく生き物だけを見てほしい
徳島県海部郡 日和佐うみがめ博物館カレッタ
ウミガメの産卵で有名な大浜海岸そばにあるウミガメにスポットをあてた水族館。カレッタはアカウミガメの学名。とにかく生き物を見てほしい、彼らの想いはそれだけだ。普通の水族館にあるレストランや、お土産ショップも一切なし。「そんな場所があるなら、俺たちは一匹でもウミガメを保護したいんだ。お前らも、飯食うヒマがあるならカメを見ろ!」、そんな想いでみなぎっている水族館です。亀の甲羅を背負って修行することもできる。というか、カレッタにたどり着くこと自体がむしろ修行。シンボルは入り口にあるウミガメ電話ボックスです。
口コミ
うみがめ博物館カレッタの裏にある飼育プールにウミガメ泳いでましたw
— 岡林 知人 (@yumeoimusi) 2015年5月13日
右手あげて「おはよう!」って言われた気がしましたw
あ、おはようございます(^o^) pic.twitter.com/slvTZQz8ZE
開いているのは月に一度だけ
愛媛県 長高水族館
毎月第3土曜日にしかオープンしない水族館。なぜなら、ここを運営管理しているのは愛媛県立長浜高校(通称:長高)の現役高校生なのであります。地元の肱川の生き物から、瀬戸内海に沖縄の海まで、150種2000点を飼育展示している。高校生と言えどもそこらの水族館には負けないレベルであります。なんとカクレクマノミの研究では、イソギンチャクに刺されない一因を解明し、日本のみならず世界でも高評価を得ている水族館です。
公式HP:長高水族館
口コミ
長高水族館部ヤバい。ここでもう一回高校生やりたい
— タニグー (@tanigu) 2013年11月20日
ヒゲ、マカロニ、フンボルトと言えば…
長崎県 長崎ペンギン水族館
地球上には全部で18種類のペンギンが生息しているのですが、なんとその半数である9種類も飼育している長崎ペンギン水族館。ここには、ペンギン界の世界一がいっぱい。繁殖や飼育に関しては世界トップレベルで、世界の飼育係も彼らの繁殖方法を「ナーガサキホーシキ(長崎方式)」と呼ぶほど有名であります。あの北海道の旭山動物園で一躍有名となった「ペンギンの行進」も、発祥の地は、実はここ長崎ペンギン水族館。長崎が寒ければ、雪が降ってくれさえすれば、今頃"絵"になって、ウハウハになっていただろうに…。
口コミ
NAGASAKIペンギン体操は長崎ペンギン水族館の10周年を記念して作られた体操なんだよ!
— ばっぺん (@bap_pen) 2016年2月8日
最後に
いかがでしたか?行ってみたくなりましたか?
陸の孤島のような場所にある水族館もあるので、お出かけ前は必ず休館日を調べてからおでかけしましょうね。僕もかねてから行きたかった、徳島県「おおうなぎ水族館イーランド」が、はるばる行ったはいいが見事に閉館しているということがありましたので…。
そしてそして、なんでこの水族館を載せてないんだ?とお怒りの声がありましたら、ドシドシご連絡ください。
関連記事