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ロンドン市長「EU離れて貿易交渉すれば豊かに」
3月12日 14時20分

EU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票が6月に行われるイギリスで、ジョンソンロンドン市長が、EUを離れて、イギリスの国益に沿った貿易交渉を各国と行えば、より豊かになるとして、EUから離脱すべきだと改めて訴えました。
イギリスではEUからの離脱の賛否を問う国民投票が6月に行われますが、残留を呼びかけているキャメロン首相が自身の後継候補の1人に挙げているジョンソンロンドン市長は、逆に離脱を支持しています。
ジョンソン市長は11日、ロンドン近郊で演説し、EUの単一通貨ユーロは、ヨーロッパ南部の国々に高い失業率をもたらしたのに対し、イギリスは自国の通貨ポンドを維持したからこそ経済が好調なのだと述べました。
そのうえで、「EUの束縛を抜け出せば、イギリスみずから自由貿易交渉を直ちに始められる」と述べ、離脱後にEUや各国とイギリスの国益に沿った貿易交渉を行えば、さらに豊かになると訴えました。
ジョンソン市長は、EUと貿易交渉を行ったカナダは大半の品目で関税の撤廃に合意するなど参考になるとしましたが、キャメロン首相は、カナダとEUの交渉は7年たっても発効には至っていないと反論し、離脱してEUと貿易交渉に臨めば長期化しかねず、国益につながらないとけん制しました。

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