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ロシア 被災地に入った救助隊員に感謝伝える式典3月12日 9時18分
ロシアの首都モスクワでは11日、宮城県石巻市を中心に行方不明者の捜索に当たったロシア非常事態省の救助隊員に感謝を伝える式典が開かれました。
救助隊員に感謝伝える式典
ロシアの首都モスクワでは11日、宮城県石巻市を中心に行方不明者の捜索に当たったロシア非常事態省の救助隊員に感謝を伝える式典が開かれました。
式典には、被災地に入ったおよそ160人の救助隊員のうち20人余りが出席し、当時、通訳を務めた日本の外務省の職員が、ロシアの隊員たちについて、津波に流されてがれきに乗り上げた車から親子の遺体を収容するなど、危険な状況の中で活動したことを説明しました。そして、日本の上月豊久大使が「支援をいただいたことへの感謝の気持ちはずっと忘れません」とあいさつしました。
式典では、参加者全員で黙とうを行ったほか、ロシアでも活動するピアニストの松田華音さんが追悼の曲を演奏し、震災で犠牲になった人たちを改めて悼みました。
式典のあと、救助隊員の1人のドブロフさんは「大変な惨事でしたが、復興すると信じていました」と話していました。
式典には、被災地に入ったおよそ160人の救助隊員のうち20人余りが出席し、当時、通訳を務めた日本の外務省の職員が、ロシアの隊員たちについて、津波に流されてがれきに乗り上げた車から親子の遺体を収容するなど、危険な状況の中で活動したことを説明しました。そして、日本の上月豊久大使が「支援をいただいたことへの感謝の気持ちはずっと忘れません」とあいさつしました。
式典では、参加者全員で黙とうを行ったほか、ロシアでも活動するピアニストの松田華音さんが追悼の曲を演奏し、震災で犠牲になった人たちを改めて悼みました。
式典のあと、救助隊員の1人のドブロフさんは「大変な惨事でしたが、復興すると信じていました」と話していました。
ラーメン店が「ロシアへの恩返し」
5年前の東日本大震災で、ロシアは非常事態省の救助部隊およそ160人を宮城県石巻市などに派遣し、行方不明者の捜索に当たるとともに、毛布などの救援物資を送りました。ロシア第2の都市サンクトペテルブルクでは、東日本大震災から5年となった11日、宮城県から去年進出したラーメン店が、「ロシアへの恩返し」と銘打って、地元の児童福祉施設の子どもたち12人を店に招待しました。
はじめに店の関係者が、「ロシアは最も早く支援の手をさしのべてくれました。厚い支援に感謝します」とロシア語であいさつしました。続いて、子どもたちは、折り紙を切り抜いて草花などの模様をつくる遊びを体験したあと、チャーシューやのりが入ったしょうゆラーメンを初めて味わいました。日本から直輸入した麺やたれ、それに調味料を使った本格的なラーメンを子どもたちは箸やフォークを使って笑顔で食べていました。
11歳の女の子は「とてもおいしくて、気に入りました。日本で2度と大きな地震が起きないことを願っています」と話していました。
この催しを企画した鬼島一彦さんは「ラーメンを通じて日本とロシアは互いをもっと身近に感じられると思います」と話していました。
はじめに店の関係者が、「ロシアは最も早く支援の手をさしのべてくれました。厚い支援に感謝します」とロシア語であいさつしました。続いて、子どもたちは、折り紙を切り抜いて草花などの模様をつくる遊びを体験したあと、チャーシューやのりが入ったしょうゆラーメンを初めて味わいました。日本から直輸入した麺やたれ、それに調味料を使った本格的なラーメンを子どもたちは箸やフォークを使って笑顔で食べていました。
11歳の女の子は「とてもおいしくて、気に入りました。日本で2度と大きな地震が起きないことを願っています」と話していました。
この催しを企画した鬼島一彦さんは「ラーメンを通じて日本とロシアは互いをもっと身近に感じられると思います」と話していました。