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国連事務総長「日本は防災の重要性を世界に示す」
3月12日 5時22分

国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は、東日本大震災から11日で5年となったのに合わせて声明を発表し、震災の犠牲者に改めて哀悼の意を示すとともに、「日本は震災の教訓を生かし、災害に備えることの重要性を世界に示してきた」として、日本の復興の取り組みが国際的な防災対策に貢献していると評価しました。
国連のパン・ギムン事務総長は、11日発表した声明の中で、5年前の東日本大震災の犠牲者とその遺族に対し、国連を代表して改めて哀悼の意を示しました。
そして、東京電力福島第一原子力発電所の事故に言及し、「テクノロジーと自然災害が組み合わさって、これまで想像もできなかった規模の危険が生まれる可能性がある。暮らしのなかで頼っているテクノロジーが、自然の力がもたらすリスクを軽減しなければ、もろ刃の剣になりかねない」と述べました。
そのうえでパン事務総長は、「日本は震災を振り返って過去の災害の教訓を検証し、新たな災害に備えることの重要性を世界に示してきた」として、日本の復興の取り組みが国際的な防災対策に貢献していると評価しました。
さらには、震災後に日本政府が「津波防災の日」に定めた11月5日が、去年の国連総会で「世界津波の日」に決まったことにも触れ、国際社会が日本の津波被害から教訓を学ぶべきだという考えを示しました。

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