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バチカンの大聖堂で被災地の復興を祈るコンサート
3月11日 11時03分

バチカンの大聖堂で被災地の復興を祈るコンサート
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東日本大震災から5年になるのに合わせて、バチカンのサンパオロ大聖堂で、被災地の高校生や日本とイタリアの音楽家などが参加したコンサートが行われ、犠牲者を追悼するとともに被災地の復興を祈りました。
このコンサートは被災地に祈りを届けようと毎年開かれているもので、10日夜、バチカンの4大聖堂の一つサンパオロ大聖堂で行われたコンサートには、およそ500人の市民が集まりました。
コンサートでは、当時仙台市内で被災した仙台白百合学園高校1年の菅原明音さんが招待されて、バイオリンのソロ演奏を披露し、緊張しながらも美しい旋律を聖堂内いっぱいに響かせると、集まった人たちから惜しみない拍手が送られていました。
そして1分間の黙とうのあと、日本とイタリア両国の声楽家など150人がモーツァルト作曲のレクイエムを合唱し、犠牲者を追悼するとともに被災地の復興を祈る気持ちを届けていました。
コンサートに訪れた人たちは「感動的な演奏でした」とか「よりよい方向で復興していくことを心から願っています」などと話していました。
また、バイオリンを演奏した菅原さんは「震災で亡くなられた方々、心に傷を負っている人に祈りをささげられるように演奏しました。笑顔を取り戻して未来へ進んでいけるように音楽などの活動を通して力になっていきたいです」と話していました。

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