飯舘村がモニタリングポスト88基運用開始
東京電力福島第一原発事故で全村避難している飯舘村は16日、村内に設置した空間放射線量測定器「モニタリングポスト」88基の運用を始めた。
国と県は村内で計53基を稼働させているが、よりきめ細かい状況を知りたいという住民の要望に応えた。復興庁から交付金約1億2200万円を受け、高さ1メートルの空間放射線量を24時間計測する機器を購入した。
除染廃棄物の一時保管場周辺に取り付けた。マイクロシーベルト単位で1時間ごとの空間放射線量を電光掲示板に表示し、村のホームページで数値を公表する。
運用開始を記念した式典が村本庁舎で行われた。関係者約30人が出席し、菅野典雄村長があいさつで「村民の不安解消につなげたい」と期待した。
( カテゴリー:主要 )