たまに、「春彼岸」としている句もありますが、
これは厳密には季語の使い方が間違っていることになります。
対して、秋の彼岸は「秋彼岸」が季語となっております。
× 春彼岸
○ 彼岸
○ 秋彼岸
このように、複数の季節に存在する、季語となる行事の使い分けは間違いやすいです。
他には、「薪能」は現代では関西では春、関東では晩夏・秋頃開催されていることが多いですが、
季語としては春になります。
私の家の近所でも毎年8月の中頃に薪能がありまして、
俳句を始めるまでは、薪能は夏のものだと思っていました。
土地により、時代により、季節が変動したりしておりますが、季語の基本は昔の京都。
俳句を作る時は、内容がどんなに新しく、現代のものでも、
昔の人の生活に思いを馳せながら、丁寧に季語を使って行きたいと思います。
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