中国:台山の原子炉2基、17年に運転開始へ-仏アレバが設計
2016/03/15 18:21 JST
(ブルームバーグ):フランスの原子力企業アレバが設計し、中国南部の台山で稼働を予定している原子炉2基が来年、約3年遅れで操業を始める見通しだ。
原子炉の建設を担当した中国広核電力(CGNパワー)の高立剛社長は15日、香港で記者団に対し、1基目の原子炉が竣工し、来年前半の商業運転に向けて試験が始まったと述べた。2基目の原子炉は「設備の搬入」段階にあり、2017年後半に商業運転に入る見込みだという。
中国は第3世代の原子炉で、平均に比べてより多くの電気を生み出す欧州加圧水型原子炉(EPR)を稼働させる最初の国となりそうだ。アレバは、原子炉容器の一部で鋼材の強度が想定よりも弱いことが判明したフランスで建設中のEPRへの検査を実施。中国は原子炉2基の稼働が遅れると今年1月に発表していた。
原題:China’s Areva-Designed Nuclear Reactors to Start Up in 2017(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 Stephen Stapczynski sstapczynsk1@bloomberg.net;香港 Aibing Guo aguo10@bloomberg.net
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更新日時: 2016/03/15 18:21 JSTニュース一覧
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