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もしもドナルド・トランプが異世界転生したら 作者:七瀬夏扉
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トランプ転生す

トランプ 「ここは……どこだ? 私はなぜ赤子なんだ? そうか、私は大統領就任式で何者かに銃で撃たれ……暗殺されたのか? しかし、この身体は? これは、きっと神は与えてくれたチャンス! この国で――私は大統領になる」

・・・

トランプ5歳 「私が転生した家は没落した貴族の家だったようだ。使えない不毛な土地をたくさん持っているだけの、生産性のない名門貴族だが――これは使える。この土地に『トランプタワー』を建設しよう。もう一度ホテル業で大儲けだ!」


・・・

トランプ10歳 「おーまいがっ! 破産した。そもそも疲弊した帝国には、ホテルに泊まろうなんて観光客がいるわけない。いるのはゴロツキだけだ。奴らから金を巻き上げる手段を考えなければ。そうだ。ギャンブルだ。カジノを建設してならず者どもから金を巻き上げる! トランプだけにな(にやり)」

・・・

トランプ12歳 「がはは。カジノで大富豪になったぞ! ごろつき共から金を巻き上げ、今では貴族の金も巻き上げ尽くした。私に頭が上がらない貴族も大勢だぞ。ここらへんで、そろそろ議会への働きかけをしたほうが良いだろう。そろそろ、帝国を立て直す! 世界は、私を中心に回るだろう」

・・・

トランプ14歳 「そろそろ童貞は捨てほうがいいだろうな! 童貞のままでは男とはいえん。しかし、この帝国には数々の奴隷がいるものだな?」

セバス 「トランプ様、奴隷を買われるのでしたら奴隷市に行かれてみては?」

トランプ 「奴隷市だと?(ごくり) よし行ってみようではないか」

・・・

トランプ 「ここが奴隷市か?」

奴隷商人 「はい。ここにいるのは、みんな身寄りのない女どもでさ。いかがなさいますかダンナ? エルフ、ケモ耳、幼女、貴族の令嬢――より取り見取りですぜ?」

トランプ 「買おう!」

奴隷商人 「どの子をですか?」

トランプ 「この奴隷市を買う」

奴隷商人 「は? ダンナ今なんと?」

トランプ 「私の祖国アメリカでは、奴隷は禁じられている。故に、ここの奴隷は全て私の妻とする。貴様はここで死ね」(銃で脳天バーン)

奴隷たち 「きゃー、トランプ様ー。素敵。かっこいい。髪の毛きまっているー!」

トランプ (かつて、我がアメリカでも黒人を奴隷にしていた。悲惨な過去は繰り返してはならない)

・・・

ナレーション 『こうして、異世界に転生したトランプは、帝国の奴隷制度を廃止することを決意する。この日より三年後、トランプは議会で奴隷解放宣言を行うのだった。そして、この疲弊し腐敗しきった帝国を、異世界一の大国にしなければいけないと確信するのだったが――それは、また別のお話』

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