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【MLB】「バット投げ」で論争勃発!? 昨季MVPはお堅い不文律に“野球は古臭い”

ISM 3月12日(土)15時3分配信

 殿堂入り投手リッチ・ゴセージ氏が、ホームラン打者がバットを放り投げる行為は「野球への侮辱」だと苦言を呈しているが、その一方で、ワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手は、野球の不文律は“古臭い”と発言していることが分かった。米『FOXスポーツ』のウェブサイトなど複数のメディアが、現地11日に報じている。

 現在、ニューヨーク・ヤンキースの春季キャンプにゲストインストラクターとして参加しているゴセージ氏。前日に行われたインタビューで、トロント・ブルージェイズのホセ・バティスタ外野手が昨季プレーオフでチームを勝利に導く3ランを放った際、バットを高く放り投げた行為を非難しており、そのことが波紋を呼んでいる。

 同サイトによると、ハーパーはゴセージ氏が「バット投げ」を批判した同日、野球は“古臭いスポーツ”だとし、伝統を変えるべきだと主張したという。もし、自分を仕留めた投手がマウンドでガッツポーズをすれば、“よくやったな、次は俺が打つ”と称えるだろうと語り、そのようなやりとりが試合を面白くするとコメントした。

 さらに、NBAのステフィン・カリーやレブロン・ジェームズ、NFLのキャム・ニュートンなど、野球以外のスター選手たちは試合中に感情をむき出しにしても咎められず、それがスポーツをより“ドラマチック”にしているとの意見を述べた。

 すると、ゴセージ氏は11日、米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』のラジオ番組に出演し、ハーパーに向けて“歴史を勉強してこい”と反撃。昨季のナ・リーグMVPを相手に、野球に関して無知で敬意を欠いていると糾弾すると、大型契約で大金を手にする選手がいるのは、苦労して偉業を達成した先人たちのおかげだと語った。そして、野球の成り立ちを学び、バカみたいに振る舞うことをやめるべきだと“アドバイス”を送ったとのこと。

 ゴセージ氏は現役時代、日本プロ野球の福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)にも所属。1970年代から1980年代にかけてメジャー屈指のクローザーとして、セーブ王3度、オールスター9度選出など、輝かしい功績を残した。

最終更新:3月12日(土)15時10分

ISM

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