導入部分に力を入れろ


 はい、今回は導入部分に力を入れろです。


 なにハウツー本に書いてあるようなこと丸写ししているんだよと思う人もいますでしょうが、私の話を聞いてください。


 小説を実際に書く上で基礎の基礎である導入のお話。

 大抵のハウツー本なら最初に書かれている内容です。


 私が今書いた理由はあります。


 忘れていたからです。


 たぶん「どうせここで嘘です、ブラウザバックしないでっていうんだろ」と思った方、大正解!



 さて、本当の理由ですが、皆さん想像してみてください。


 この【テリオンの小説入門】という作品が出来たばかりで、第一話が【導入部分に力を入れろ】なんて書いてあったら読む気します?


 半分近くは【あ、こいつハウツー本のコピペだな】なんて印象いだきませんでしたか?


 ですが第一話で【ハウツー本は初心者を殺す】と書いて、今頃になって基礎中の基礎である【導入について】書いていたら【どんなノウハウ】があるか見てみようかと興味がわきませんか?

 また、第一話でいきなりこんなことを言う奴の次の話は何だ? って思いませんか?


 これが前に言った【冒頭にインパクトを持って来る】です。

 まず興味をひかせられなければどんなに面白い小説作品も読まれません。

 私はこのために今回のお話をここまで引っ張りました。


 ましてや社会問題を題材にした某テレビドラマでは制作側が言ってはいけない言葉を言いました。


【導入は問題あったかもしれません、でもこれから面白くなるんです!】と


 プロは申し訳ないけど、導入で掴めなかった時点で負けだと私は思っています。


 皆さんが見つけた小説はどうでした? 導入はつまらなかったけど、真ん中から面白くなった作品ってありました?


 あったとしても、導入から面白かったのと比べてどちらが多いですか?


 

 本来ならノウハウを教えたいところですが、この導入部分に力を入れろという話、口で言っても理解し難いんです。

 意味はわかっても貴方の経験や感覚、糧になりにくいんです。


 事実、私も学院の講師の口から言われても頭には入っても意味を理解するのに時間がかかりました。

 ましてや、ハウツー本やここみたいに文章だけで言っても何当たり前のことを言っているんだ? で終わってしまう可能性があるんです。


 講師から教えて貰ったノウハウは【初頭効果を意識しろ】です。

 心理学用語で初頭効果は物事の最初が印象に残りやすい現象のことをいいます。


 第一印象を与えることです。

 使い古された手段としては主人公にいきなり何かが起きたです。



 こればっかりは、私の中では感覚と経験でやっと理解できるものと思っているので、説明になっていなかったら申し訳ないです。