テリオンの小説入門
起承転結について
起承転結について
はい、今回は起承転結について。
基礎中の基礎なのになんで今までやらなかったかというと………
【やらなくても知っているでしょう?】
あ、嘘です! イラっとしないで!
実はこの話やるのに必要な教材探していたんです。
こうやって言葉だけで起承転結とはこうだ! なんて説明するより、私は実例や例題を載せて説明するほうがわかりやすいと思っています。
なので、例題になるもの探していました。
私が学院生時代に書いた作品で説明しようと思っていたんです。
だって、他の作品だと著作権云々あるし。
幾つか見つけたんですが……所々頁が抜けていたりとそれを探す作業で遅れました。
さて起承転結とはハウツー本などでよく書かれていますが、こちらでも軽くご説明します。
本当の初心者さんも見てるようなので。
起承転結とは……
【起】
物語が始まります。
もしくは最初に主人公が登場して読者に自分が主人公であることを紹介します。
または、物語のきっかけとなる事件が発生します。
【承】
物語の方向に合わせて登場人物が動きます。
サスペンス物なら【起】で殺人事件が起きて、【承】物語の主人公である刑事や探偵が事件捜査を開始するなど。
【転】
話の急展開や伏線の回収など。
先ほどのサスペンス物なら犯人を特定する重要な手がかりを見つけたりします。
【結】
物語を終わらせます。
サスペンス物ならなぜか日本海の崖に犯人を追い詰めてたり、犯人が動機を語ったり、名探偵が「犯人はお前だ!」と言ったり、縮緬問屋のご隠居一行が「この紋所が目に入らないか!」なんて言ってたりします。
さて、実際に学院生時代に起承転結についてはかろうじて合格をもらえたはずだった作品で解説したいと思います。